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【内定に繋がる!転職のコツ 履歴書編】これだけで差がつく5つのポイントをプロが伝授

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転職活動の最初の関門である書類選考。「自分の経歴なら通るはず」と思っていても、なぜかお見送りが続いてしまう…そんな悩みを抱えていませんか?その原因は、あなたの魅力が伝わらない履歴書にあるのかもしれません。採用担当者は毎日何十通もの履歴書に目を通しており、一瞬で「会いたい」と思わせる工夫がなければ、あなたの経歴やスキルが見過ごされてしまうのです。この記事では、数々の転職者を成功に導いてきたプロが、採用担当者の視点を徹底的に分析し、書類選考の通過率を劇的に上げる履歴書の書き方を5つのステップで具体的に解説します。志望動機や自己PRはもちろん、職務経歴書との連携や証明写真のルールまで、この記事を読むだけで、あなたの履歴書は単なる経歴書から「内定に繋がる最強のプレゼン資料」へと生まれ変わります。

目次

転職活動における履歴書の重要性とは

転職活動において、履歴書は単なる手続き上の書類ではありません。それは、あなたのキャリアと人柄を企業に伝えるための「最初のプレゼンテーション資料」であり、採用担当者があなたという人物を初めて知る重要な接点です。多くの応募者の中から「この人に会ってみたい」と思わせ、次の選考ステップである面接に進むための「通行手形」とも言えるでしょう。ここでは、なぜ履歴書が転職成功の鍵を握るのか、その重要性を3つの側面から解説します。

履歴書はあなたと企業をつなぐ「最初の接点」

採用担当者は、毎日数多くの応募書類に目を通します。その中で、あなたの履歴書は、まだ見ぬあなた自身の「顔」となります。丁寧に作成された履歴書は、仕事に対する誠実さや真摯な姿勢を伝え、採用担当者にポジティブな第一印象を与えます。逆に、誤字脱字が多かったり、内容が不十分だったりすると、「仕事も雑なのではないか」「入社意欲が低いのではないか」といったネガティブな印象を持たれかねません。書類選考の段階では、履歴書に書かれた情報があなたの全てです。この最初の接点で好印象を与えられるかどうかが、その後の選考結果を大きく左右するのです。

書類選考の通過を左右する「合否判定シート」

履歴書は、採用担当者が「自社の求める人物像と合致するか」を判断するための重要な評価シートです。採用担当者は、学歴や職歴といった基本情報だけでなく、志望動機や自己PRからあなたの経験、スキル、そして仕事への熱意や価値観を読み取ろうとします。特に、応募が殺到する人気企業では、履歴書の内容だけで次のステップに進める応募者を絞り込むケースがほとんどです。つまり、履歴書は面接に進むための「ふるい」の役割を果たしており、その完成度が書類選考の通過率に直結します。職務経歴書が「これまでの業務経験やスキルの詳細」を伝えるものであるのに対し、履歴書は「あなたという人物の全体像」を伝える役割を担っています。

面接の質を高める「コミュニケーションツール」

履歴書の役割は、書類選考を通過するためだけではありません。無事に書類選考を通過した後、履歴書は面接官の手元に渡り、面接での質疑応答の土台となる「コミュニケーションツール」へと役割を変えます。面接官は、履歴書に記載された内容に基づいて質問を投げかけ、あなたの経験や考えを深掘りしていきます。そのため、履歴書に書かれた内容が具体的で魅力的であればあるほど、面接での会話は弾み、自己アピールの機会も増えるでしょう。反対に、内容が曖昧であったり、一貫性がなかったりすると、面接官からの鋭い質問に答えられず、評価を下げてしまう原因にもなり得ます。質の高い履歴書は、面接をあなたにとって有利な方向に導くための重要な戦略ツールなのです。

履歴書と職務経歴書の役割の違い

転職活動では履歴書と職務経歴書の提出を求められることが一般的ですが、両者の役割は明確に異なります。それぞれの書類の目的を正しく理解し、適切に情報を記載することが、採用担当者への効果的なアピールに繋がります。

項目履歴書職務経歴書
役割応募者の基本情報やプロフィールを伝える公的書類これまでの業務経験やスキル、実績を具体的に伝えるプレゼン資料
目的応募者がどのような人物であるかの全体像を把握するため応募者が即戦力として活躍できるスキルや経験を持っているか判断するため
主な記載内容氏名、住所、学歴、職歴の概要、資格、志望動機、本人希望欄など職務要約、勤務先企業ごとの業務内容、実績、活かせるスキル、自己PRなど
フォーマットJIS規格など、定型のフォーマットが一般的自由形式(編年体形式、逆編年体形式、キャリア形式など)
重視される点正確性、丁寧さ、人柄、基本的なビジネススキル具体性、専門性、再現性のあるスキル、企業への貢献度

このように、履歴書は「あなたという人物のカタログ」であり、職務経歴書は「あなたのスキルの詳細な説明書」と考えると分かりやすいでしょう。両方の書類で一貫性を保ちつつ、それぞれの役割に応じた内容を的確に記載することが、書類選考を突破するための重要なポイントです。

採用担当者はここを見ている 履歴書で評価されるポイント

転職活動において、履歴書はあなたの「第一印象」を決める非常に重要な書類です。毎日数多くの応募書類に目を通す採用担当者は、限られた時間の中で効率的に候補者を見極めようとします。彼らがどこに注目し、何を評価しているのかを事前に知っておくことで、書類選考の通過率は格段に向上します。

採用担当者は、単に経歴やスキルを見ているだけではありません。「自社で活躍してくれる人材か」「長く働いてくれるか」「一緒に働きたいと思える人物か」といった多角的な視点で、あなたのポテンシャルや人柄まで読み取ろうとしています。ここでは、採用担当者が特に重視する評価ポイントを具体的に解説します。

評価項目採用担当者の視点(チェック項目)
第一印象・丁寧さ誤字脱字はないか、レイアウトは整っているか、写真は適切かなど、基本的なビジネスマナーや仕事への姿勢を確認する。
職務経歴募集職種との親和性、キャリアの一貫性、在籍期間から、即戦力性や定着性を判断する。
志望動機・自己PR自社への理解度、入社意欲の高さ、貢献できるスキルや強みが具体的に示されているかを確認する。
スキル・資格業務に直結する専門性や、語学力・PCスキルなどの汎用性、学習意欲を評価する。

第一印象は3秒で決まる!「丁寧さ」と「基本情報」

採用担当者が履歴書を開いて、まず初めに確認するのが全体的な「丁寧さ」です。内容はもとより、書類そのものの完成度が、あなたの仕事に対する姿勢を物語っていると判断されます。

読みやすさと正確性

誤字脱字や記入漏れは、「注意力が散漫」「仕事が雑」といったマイナスの印象を与えかねません。特に、社名や部署名、資格の正式名称などを間違えるのは致命的です。提出前には必ず複数回、声に出して読み上げるなどしてチェックしましょう。また、手書きの場合は丁寧な字で、パソコン作成の場合はレイアウトを整え、誰が読んでも分かりやすい書類作りを心がけることが重要です。

清潔感のある証明写真

証明写真は、あなたの人柄を伝える最初の要素です。採用担当者は、表情や身だしなみから「清潔感」や「誠実さ」を感じ取ろうとします。スーツを着用し、髪型を整え、明るく真摯な表情で撮影された写真を選びましょう。スピード写真ではなく、写真館で撮影することをおすすめします。背景色やサイズなど、企業の指定がある場合は必ず守ってください。

基本情報から読み取れること

氏名や住所、学歴といった基本情報も評価の対象です。特に住所からは通勤時間を推測し、無理なく通勤できる範囲かを確認します。学歴は、これまでのキャリアの背景として参考にされます。空欄を作らず、すべての項目を正確に記入することが信頼に繋がります。

応募者と企業の「マッチ度」を測る職務経歴

職務経歴は、あなたがこれまでどのような経験を積み、どんなスキルを身につけてきたかを示す、履歴書の中核部分です。採用担当者はここから、自社が求める人材とのマッチ度を慎重に見極めます。

募集職種との関連性

採用担当者が最も知りたいのは、「あなたが今回の募集ポジションで即戦力として活躍できるか」です。これまでの業務内容が、募集職種の仕事内容とどれだけ関連しているかを具体的に示しましょう。例えば、営業職に応募するのであれば、過去の営業実績を具体的な数字で示すことが有効です。職務経歴書と内容を連携させ、一貫性を持たせることが大切です。

キャリアの一貫性と転職理由

転職回数や各社の在籍期間も重要なチェックポイントです。短期間での転職が続いている場合、「すぐに辞めてしまうのではないか」という懸念を抱かれる可能性があります。しかし、一見ばらばらに見えるキャリアでも、「スキルアップのため」「新たな分野に挑戦するため」といった一貫した目的やポジティブな理由があれば、納得感を与えることができます。職務経歴には、会社名と在籍期間だけでなく、簡潔な業務内容や実績を添えることで、キャリアの意図を伝えやすくなります。

入社意欲と将来性を見極める「志望動機」と「自己PR」

職務経歴が「過去」の実績を示すものであるのに対し、志望動機や自己PRは「未来」への意欲や可能性を示す項目です。テンプレートをなぞったような内容では、採用担当者の心には響きません。

「なぜこの会社なのか」が伝わる志望動機

「貴社の理念に共感しました」だけでは不十分です。採用担当者は、あなたが数ある企業の中から「なぜ自社を選んだのか」という具体的な理由を知りたいと考えています。企業のウェブサイトやIR情報、社長のインタビュー記事などを読み込み、事業内容や企業文化、将来のビジョンを深く理解しましょう。その上で、自身の経験や価値観と企業の方向性がどのように合致するのか、自分自身の言葉で語ることが重要です。企業のどの部分に魅力を感じ、入社後にどのように貢献したいかを明確に伝えましょう。

貢献意欲が示された自己PR

自己PRでは、あなたの強みやスキルが、入社後に企業にとってどのようなメリットをもたらすのかを具体的にアピールします。単に「コミュニケーション能力が高いです」と書くのではなく、「前職では、チーム内の意見を調整し、プロジェクトを円滑に進めた経験があります」のように、具体的なエピソードを交えて説明することで、説得力が格段に増します。応募する職種で求められる能力を分析し、それに合致する自身の強みを強調しましょう。

即戦力となるかを判断する「スキル・資格」

スキルや資格の欄は、あなたの専門性や能力を客観的に証明する重要な項目です。特に専門職の場合は、この欄が採否を大きく左右することもあります。

業務に直結する専門スキル・資格

応募する職種に直接関連する資格は、必ず記載しましょう。例えば、経理職であれば日商簿記検定、不動産業界であれば宅地建物取引士などです。資格名は正式名称で、取得年月日も正確に記入します。取得している資格が多い場合でも、応募職種と関連性の高いものを優先して書くのが効果的です。

語学力やPCスキル

TOEICのスコアや、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)などのPCスキルは、多くの職種で評価される汎用性の高いスキルです。特に語学力は、グローバルに事業を展開する企業では大きなアピールポイントになります。スコアや級を具体的に記載し、実務でどの程度使用できるのか(例:「英語でのメール対応、電話会議が可能」など)を補足すると、より伝わりやすくなります。

【転職のコツ】書類選考を通過する履歴書の書き方5ステップ

履歴書は、あなたの第一印象を決める重要な書類です。採用担当者は毎日多くの履歴書に目を通しているため、ポイントを押さえた分かりやすい書類でなければ、あなたの魅力は伝わりません。ここでは、書類選考の通過率を格段に上げるための履歴書の書き方を5つのステップに分けて、具体的な例文と共に徹底解説します。一つひとつ丁寧に進めて、内定に繋がる履歴書を完成させましょう。

ステップ1 応募企業に響く志望動機の作り方

志望動機は、採用担当者が「なぜ自社なのか」「入社への熱意はどのくらいか」を判断する最重要項目です。使い回しの文章では熱意は伝わりません。応募企業ごとにパーソナライズされた、説得力のある志望動機を作成しましょう。

志望動機に盛り込むべき3つの要素

優れた志望動機は、以下の3つの要素で構成されています。

  1. Why(なぜこの企業なのか):企業の理念や事業内容、製品・サービスなどに共感した点を具体的に述べます。企業研究を通じて得た情報を基に、「他社ではなく、この企業でなければならない理由」を明確にしましょう。
  2. What(何ができるか):これまでの経験やスキルを活かして、入社後にどのように貢献できるかを具体的に示します。応募職種で求められる能力と自身の強みを結びつけてアピールすることが重要です。
  3. How(どうなりたいか):入社後のキャリアプランや目標を語り、長期的に活躍する意欲と成長性を伝えます。企業の将来性と自身の成長の方向性が一致していることを示しましょう。

志望動機の良い例・悪い例

採用担当者に評価される志望動機と、そうでないものの違いを具体例で見てみましょう。

項目悪い例(NG)良い例(OK)
具体性貴社の将来性に魅力を感じました。私も成長したいと考えております。貴社が注力されている〇〇事業の将来性に強く惹かれております。前職で培った〇〇のスキルを活かし、事業拡大に貢献したいです。
主体性研修制度が充実しており、多くのことを学べる環境だと思いました。前職の法人営業で培った顧客折衝能力を活かし、貴社の〇〇という製品のシェア拡大に貢献できると考えております。
企業理解業界トップの企業で働きたいと思い、志望いたしました。「〇〇」という貴社の企業理念に深く共感いたしました。私も顧客第一の姿勢を大切にしており、貴社の一員としてその価値観を体現したいです。

志望動機の文字数は、履歴書の記入欄に合わせて200〜300字程度で簡潔にまとめるのが一般的です。熱意を伝えつつ、要点を押さえた文章を心がけましょう。

ステップ2 職務経歴書と連携させた職歴欄の作成術

職歴欄は、あなたのキャリアを時系列で示す項目です。事実を正確に記載することはもちろん、職務経歴書との一貫性を持たせ、採用担当者が経歴をスムーズに理解できるよう工夫することが大切です。

職歴欄の基本的な書き方

職歴は、学歴の最終行から一行空けて書き始めます。以下の項目を時系列に沿って記載しましょう。

  • 年月日:入社・退社した年月を和暦か西暦で統一して記入します。
  • 会社名・所属部署:会社名は「(株)」などと略さず、「株式会社〇〇」と正式名称で記載します。所属部署や役職も正確に書きましょう。
  • 業務内容:担当した業務内容を「法人営業として従事」のように簡潔に記載します。詳細な実績や成果は職務経歴書に譲るため、ここでは要約に留めます。
  • 退職理由:「一身上の都合により退職」が一般的です。会社都合の場合は「会社都合により退職」と記載します。

現在も在職中の場合は、最後の職歴の行に「現在に至る」と書き、その一行下に右寄せで「以上」と記載します。すでに退職している場合は、最終職歴の退職理由を記載した一行下に、右寄せで「以上」と記載してください。

職務経歴書との役割分担を意識する

履歴書の職歴欄は、あくまで経歴の「ダイジェスト版」です。詳細な業務内容や実績、プロジェクト経験などは職務経歴書に記載します。履歴書には「詳細は職務経歴書をご参照ください。」と一文添えることで、採用担当者をスムーズに職務経歴書へと誘導できます。

ポイント:退職理由をポジティブな表現に言い換えることも重要です。「人間関係が悪化したため」といったネガティブな理由は避け、「キャリアアップを目指し、より専門性を高められる環境を求めて」のように、前向きな転職理由を伝えましょう。

ステップ3 あなたの強みが伝わる自己PRのコツ

自己PRは、あなたが応募企業にとって「採用すべき人材」であることをアピールする絶好の機会です。職務経歴だけでは伝わらない、あなたの強みや人柄を具体的に伝えましょう。

PREP法で論理的に構成する

自己PRは、PREP法というフレームワークを用いると、伝えたいことが整理され、採用担当者にも理解されやすくなります。

  • Point(結論):最初に「私の強みは〇〇です。」と結論を述べます。
  • Reason(理由):なぜそれが強みだと言えるのか、理由や背景を説明します。
  • Example(具体例):その強みを発揮した具体的なエピソードや実績を、数値を交えて示します。例えば、「〇〇の課題に対し、〇〇という施策を実行した結果、売上を前年比120%に向上させました。」のように記載すると説得力が増します。
  • Point(結論・貢献):最後に、その強みを活かして入社後にどのように貢献できるかを述べ、締めくくります。

応募職種で求められる強みをアピールする

自己PRは、ただ自分の強みを羅列するだけでは不十分です。応募企業の求人情報や企業サイトを読み込み、「求める人物像」を正確に把握しましょう。その上で、自身の経験やスキルの中から、企業が求める能力に合致するものをピックアップしてアピールすることが、内定への近道です。

例えば、営業職であれば「課題解決能力」や「目標達成意欲」、企画職であれば「分析力」や「企画力」など、職種によって求められる強みは異なります。自分のキャリアの棚卸しを行い、最適なアピールポイントを見つけ出しましょう。

ステップ4 採用担当の目を引く証明写真のルール

証明写真は、あなたの第一印象を左右する非常に重要な要素です。書類上の「顔」として、清潔感と誠実さが伝わる写真を用意しましょう。スナップ写真の切り抜きや、画質の悪い写真は絶対に避けてください。

証明写真の基本マナーとチェックポイント

写真撮影の前に、以下のポイントを確認しておきましょう。

チェック項目OK例NG例
撮影時期3ヶ月以内に撮影したもの半年以上前に撮影したもの、髪型が大きく違う
服装清潔感のあるスーツやジャケット(黒・紺・グレーなど)Tシャツやパーカーなどの私服、派手な柄のシャツ
表情口角を少し上げ、自然な笑顔。歯は見せない。無表情、口が開いている、不機嫌そうな顔
髪型・メイク顔周りがすっきり見える清潔感のある髪型。ナチュラルメイク。前髪で目が隠れている、寝癖がついている、派手なメイクやアクセサリー
背景白、水色、グレーの無地柄のある背景、風景が写っている

プロの撮影がおすすめ:スピード写真機でも撮影は可能ですが、できれば写真館やスタジオでプロに撮影してもらうことを強く推奨します。表情や姿勢についてアドバイスをもらえるだけでなく、仕上がりの品質も格段に高くなります。撮影データをもらっておけば、Web応募の際にも活用できて便利です。履歴書に貼る際は、まっすぐに切り、のりで丁寧に貼り付けましょう。万が一剥がれてしまった場合に備え、写真の裏には氏名を記入しておくと安心です。

ステップ5 意外と重要 本人希望欄と通勤時間の書き方

本人希望欄や通勤時間といった項目も、書き方一つであなたの印象が変わります。細部まで気を配り、丁寧な履歴書作成を心がけましょう。

本人希望欄は「貴社規定に従います。」が基本

給与や待遇、勤務地などについて特に譲れない条件がない場合は、「貴社規定に従います。」と記載するのがマナーです。空欄のまま提出すると、記載漏れを疑われたり、意欲が低いと判断されたりする可能性があるため避けましょう。

希望を記載する場合の注意点:
どうしても伝えなければならない条件がある場合のみ、簡潔に記載します。例えば、複数の職種を募集している企業で特定の職種を希望する場合は「営業職を希望いたします。」と書きます。勤務地や入社可能日なども同様です。

ただし、給与や休暇に関する希望を一方的に記載するのは避けましょう。「給与は年収〇〇万円以上を希望します」「残業はできません」といった要求は、自己中心的な印象を与えかねません。給与などの条件交渉は、内定後や面接の場で行うのが一般的です。

通勤時間は正確に記載する

通勤時間は、自宅から応募企業の最寄り駅までの最短ルートを調べ、ドアツードアでかかる時間を5分単位で記載します。乗り換えアプリや地図アプリなどを活用して、正確な時間を算出しましょう。

採用担当者は、通勤時間から応募者の負担を考慮したり、交通費を計算したりします。あまりに時間がかかりすぎる場合(一般的に片道90分以上が目安)は、通勤への負担を懸念される可能性があります。もし通勤時間が長いものの入社意欲が高い場合は、本人希望欄に「採用いただいた際には、通勤可能な範囲への転居も検討しております。」などと補足することで、熱意を伝えることができます。

履歴書作成でよくある失敗例と注意点

ポイントを指すポーズのビジネスマン

時間をかけて丁寧に作成したつもりの履歴書でも、思わぬところで評価を下げてしまうケースは少なくありません。ここでは、多くの転職者が見落としがちな失敗例とその対策について具体的に解説します。採用担当者に「惜しい」と思わせないためにも、提出前に必ずチェックしましょう。

手書きとパソコン作成はどちらが有利か

履歴書作成で最初に悩むのが「手書き」と「パソコン作成」のどちらを選ぶかという点です。結論から言うと、企業からの指定がない限り、どちらを選んでも選考で不利になることはありません。ただし、それぞれにメリット・デメリットがあり、応募する業界や職種によって好まれる傾向が異なります。双方の特徴を理解し、最適な方法を選びましょう。

パソコン作成のメリット・デメリット

現在、転職活動ではパソコンで作成した履歴書が主流です。特にIT業界や外資系企業、スタートアップなどでは、基本的なPCスキルを示す意味でもパソコン作成が一般的です。

  • メリット:
    • 誰にとっても読みやすく、見栄えが良い。
    • 修正や複製が簡単で、効率的に作成できる。
    • WordやExcelのスキルをさりげなくアピールできる。
  • デメリット:
    • テンプレートをそのまま使うと、個性や熱意が伝わりにくいと感じる採用担当者もいる。
    • 誤変換やフォントの不統一など、特有のミスが発生しやすい。

手書きのメリット・デメリット

手書きの履歴書は、特に伝統を重んじる企業や、丁寧さが求められる職種(秘書や事務職など)で好印象を与える場合があります。文字から人柄や誠実さを感じ取ろうとする採用担当者もいます。

  • メリット:
    • 丁寧で読みやすい文字で書くことで、誠実さや入社への熱意が伝わりやすい。
    • 温かみや人柄をアピールできる可能性がある。
  • デメリット:
    • 書き損じた場合の修正が難しく、最初から書き直す手間がかかる。
    • 字に自信がない場合、かえってマイナスの印象を与えるリスクがある。
    • 作成に時間がかかる。

応募先企業から指定がある場合は、その指示に必ず従ってください。指定がなく迷った場合は、読みやすさと効率性を重視し、パソコンで作成するのが無難と言えるでしょう。

やってはいけないNGな履歴書の具体例

採用担当者は毎日多くの履歴書に目を通しています。その中で、基本的なマナーが守られていない書類は、内容を吟味される前に不採用となってしまう可能性があります。ここでは、具体的なNG例を挙げ、なぜ評価を下げてしまうのかを解説します。

誤字・脱字や表記の不統一

誤字・脱字は、「注意力が散漫」「仕事が雑」といった印象を与えてしまう最も基本的なミスです。また、西暦と和暦が混在していたり、「株式会社」と「(株)」のような略称を使っていたりする表記の不統一も、配慮に欠けると思われます。提出前には、声に出して読み上げる、時間を置いて見直す、可能であれば第三者にチェックしてもらうなどの対策を徹底しましょう。

空欄が目立つ

資格欄や趣味・特技欄、本人希望欄などに空欄があると、「入社意欲が低い」「記載できることがない」と判断されかねません。たとえ記載することがなくても、空欄のまま提出するのは避けましょう。資格がない場合は「特になし」、本人希望欄は「貴社規定に従います」と記載するのがマナーです。どうしても埋められない項目がある場合でも、何かしら意欲を示す姿勢が大切です。例えば、資格欄に「現在、〇〇の資格取得に向けて勉強中」と書くことで、向上心をアピールできます。

証明写真のマナー違反

証明写真は、あなたの第一印象を決める重要な要素です。スナップ写真の切り抜きやアプリで過度に加工した写真、清潔感のない髪型や服装はビジネスマナーを疑われます。3ヶ月以内に撮影した、スーツ着用の証明写真を使用するのが基本です。背景は白か青、水色が一般的で、表情は歯を見せずに口角を少し上げることを意識すると、明るく誠実な印象になります。

複数の企業への使い回しが明らかな内容

志望動機や自己PRが、どの企業にも当てはまるような抽象的な内容だと、採用担当者は「使い回しているな」とすぐに見抜きます。これは「企業研究が不十分」「志望度が低い」と判断される大きな原因です。応募する企業一社一社に合わせて、「なぜこの会社でなければならないのか」「自分の経験をこの会社でどう活かせるのか」を具体的に記述し、熱意を伝えましょう。

古い情報や事実と異なる記載

連絡先が古いままで連絡が取れなかったり、職歴の在籍期間を偽ったりすることは、絶対に避けなければなりません。経歴詐称は信頼を著しく損ない、発覚した場合は内定取り消しの理由にもなります。作成日や連絡先が最新のものになっているか、学歴・職歴に間違いがないか、提出前に必ず最終確認を行ってください。

これらのNG例を避けるだけで、あなたの履歴書は格段に良くなります。以下の表で、よくある失敗とその対策を再度確認しておきましょう。

項目NGな具体例採用担当者が抱く懸念対策
内容・書式誤字・脱字、西暦と和暦の混在、略語の使用注意散漫、仕事の丁寧さへの疑問複数回の見直し、第三者によるチェック、音読
空欄資格欄や本人希望欄などが未記入入社意欲の低さ、自己分析不足「特になし」「貴社規定に従います」と記載する
証明写真スナップ写真、過度な加工、私服での撮影ビジネスマナーの欠如、TPO判断能力への不安3ヶ月以内に写真館などで撮影したスーツ写真を使用
志望動機などどの企業にも当てはまる抽象的な内容志望度の低さ、企業研究不足応募企業独自の強みと自身の経験を結びつけて記述
情報の正確性古い連絡先、職歴の偽り信頼性の欠如、経歴詐称のリスク提出直前に全ての情報が最新かつ正確か再確認

転職成功者が使っている履歴書テンプレートと作成ツール

履歴書を一から作成するのは時間がかかり、レイアウト崩れなどのトラブルも起こりがちです。そこで、多くの転職成功者が活用しているのが、履歴書テンプレートや作成ツールです。これらを活用することで、質の高い履歴書を効率的に作成でき、本来時間をかけるべき志望動機や自己PRの作成に集中できます。ここでは、無料で使えるおすすめのテンプレートサイトや便利な作成ツールをご紹介します。

無料で使える!おすすめ履歴書テンプレートダウンロードサイト

まずは、無料で高品質な履歴書の雛形(テンプレート)をダウンロードできるサイトをご紹介します。WordやExcel形式が主流で、パソコンでの編集を前提としています。ご自身の経歴や応募企業に合わせて最適なフォーマットを選びましょう。

サイト名特徴主な提供形式
リクナビNEXTJIS規格履歴書から、自己PR欄が大きいもの、職歴欄が多いものなど、種類が豊富。転職活動のノウハウ記事と連携しており、書き方の見本も参考にしやすいです。Word, Excel
dodaシンプルな一般用から、アピールしたい項目別に特化したテンプレートまで幅広く提供。職務経歴書のテンプレートも充実しているため、セットで作成する際に便利です。Word, Excel
マイナビ転職厚生労働省が推奨する履歴書様式をはじめ、様々なパターンのテンプレートが揃っています。年代別や職種別のサンプルも用意されており、初めての転職でも安心です。Word, Excel, PDF

これらのサイトでは、JIS規格に準拠した一般的なフォーマットのほか、転職者向けに職歴や自己PRのスペースが広く取られたフォーマットも用意されています。ご自身のキャリアやアピールしたい内容に応じて、最適なテンプレートを選択することが、書類選考通過への第一歩です。

スマホでも簡単!履歴書作成アプリ&Webサービス

パソコンを持っていない方や、移動時間などの隙間時間を有効活用したい方には、スマートフォンアプリやWebブラウザ上で完結する作成ツールがおすすめです。ガイドに従って入力するだけで、自動的に綺麗なレイアウトの履歴書が完成します。

ツール名種別主な機能・特徴
yagish(ヤギッシュ)Webサービス会員登録不要で手軽に利用可能。入力した内容は一時保存でき、PDF形式でダウンロードできます。コンビニのネットプリントサービスと連携しているため、すぐに印刷できる点も魅力です。
レジュメスマホアプリ直感的な操作でサクサク入力できる人気のアプリ。学歴・職歴の自動計算機能や、複数の履歴書データを管理できる機能が便利です。作成したデータはPDFで出力し、メール送付や印刷が可能です。
doda 履歴書ビルダーWebサービス転職サイトdodaが提供する公式ツール。ガイドに沿って入力するだけで、職務経歴書も同時に作成できます。dodaの会員情報を利用して一部項目を自動入力できるため、手間を大幅に削減できます。

これらのツールは、入力漏れや誤字脱字のチェック機能、日付の自動更新機能などを備えているものが多く、手書きや一からのPC作成で起こりがちなケアレスミスを防ぐ効果も期待できます。

テンプレート・ツール選びで失敗しないための3つのポイント

数多くのテンプレートやツールの中から、自分に最適なものを選ぶにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、選ぶ際に意識すべき3つのポイントを解説します。

ポイント1:応募先の企業文化に合わせたフォーマットを選ぶ

応募する企業の文化や業界の慣習に合わせることは非常に重要です。例えば、公的機関や歴史のある大企業など、堅実な社風がうかがえる場合は、JIS規格に準拠したシンプルなフォーマットが好まれます。一方、IT企業やベンチャー企業など、個人のスキルや実績を重視する企業では、自己PRやスキルをアピールする欄が大きい、自由度の高いフォーマットが有効な場合があります。企業のウェブサイトや採用ページから社風を読み取り、適切なテンプレートを選びましょう。

ポイント2:アピールしたい項目が充実しているか確認する

テンプレートによって、各項目のスペース配分は異なります。ご自身の強みがどこにあるかを考え、それを最も効果的に伝えられるレイアウトを選びましょう。

  • 職歴が豊富な方:職歴欄に十分なスペースがある、または行を追加しやすいExcel形式のテンプレートが適しています。
  • スキルや資格をアピールしたい方:資格欄や特技欄が独立して設けられているテンプレートを選ぶと、採用担当者の目に留まりやすくなります。
  • ポテンシャルを伝えたい若手層:志望動機や自己PR欄が広く取られているテンプレートを選び、熱意や将来性を具体的に記述しましょう。

ポイント3:編集のしやすさと出力形式をチェックする

テンプレートやツールは、最終的に提出する形式まで考慮して選ぶことが大切です。特にパソコンで作成する場合、普段から使い慣れているソフトウェア(WordかExcelか)で編集できるものを選ぶと、スムーズに作業が進みます。また、完成した履歴書はPDF形式に変換して提出するのが一般的です。作成ツールやテンプレートが、レイアウト崩れなく綺麗にPDF出力できるかどうかも、事前に確認しておきましょう。Web応募の場合は、企業が指定するファイル形式に従う必要がありますので、募集要項の確認も忘れないでください。

まとめ

本記事では、転職活動の書類選考を突破し、内定に繋げるための履歴書の書き方のコツを5つのステップに分けて具体的に解説しました。履歴書は、あなたの第一印象を決定づける非常に重要な書類であり、採用担当者に「会ってみたい」と思わせるための最初の関門です。

「応募企業に響く志望動機」「職務経歴書と連携させた職歴」「強みが伝わる自己PR」「採用担当の目を引く証明写真」「本人希望欄」といった各項目で、採用担当者の視点を意識し、あなたの熱意と貢献意欲を的確に伝えることが重要です。これらのポイントを一つひとつ丁寧に見直すことで、他の応募者と差をつけることができます。

また、手書きとパソコン作成のどちらが有利かという点については、応募企業からの指定がない限り、読みやすく修正も容易なパソコンでの作成が結論としておすすめです。本記事で紹介したコツや注意点を参考に、あなただけの魅力が詰まった履歴書を作成し、自信を持って転職活動に臨んでください。

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