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【「成果がない」は嘘!】職務経歴書でアピールできる実績の作り方を例文付きで紹介

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「職務経歴書に書ける成果なんてない…」と転職活動を諦めかけていませんか?ご安心ください。輝かしい実績や役職がなくても、採用担当者に響く「成果」は誰にでもアピールできます。多くの方が成果を大きな数字や役職と捉えがちですが、実は日々の業務改善や工夫も立派な成果です。この記事では、あなたの経験からアピールできる実績を見つけ出す具体的な方法を、営業職や事務職など職種別の豊富な例文付きで解説します。この記事を読めば、あなたの強みが伝わる職務経歴書が完成します。

目次

職務経歴書で「成果がない」と感じてしまう本当の理由

「職務経歴書に書けるような、特別な成果なんて何もない…」転職活動を進める中で、多くの方が一度はそう感じたことがあるのではないでしょうか。しかし、それは大きな誤解です。あなたの日々の業務の中には、必ずアピールできる「成果」が隠されています。では、なぜ多くの人が「成果がない」と思い込んでしまうのでしょうか。その背景には、いくつかの共通した理由があります。まずはその思い込みを解きほぐし、自信を持って実績を語るための第一歩を踏み出しましょう。

「成果」に対するハードルが高すぎる

「成果」と聞くと、多くの人が「売上目標を150%達成した」「社長賞を受賞した」といった、華々しい実績を想像してしまいがちです。特に営業職など、成果が数字で明確に表れる職種のイメージが強いため、「自分には関係ない」と考えてしまうのです。しかし、採用担当者が評価する「成果」は、決してそれだけではありません。むしろ、役職や職種に関わらず、日々の業務の中でどのように工夫し、貢献してきたかというプロセスこそが重要視されています。まずは、「成果=特別なこと」という高いハードルを一度取り払ってみましょう。

多くの人が抱く「成果」のイメージ(思い込み)採用担当者が評価する「成果」の例
売上全国1位、新規契約数No.1など、トップレベルの実績担当エリアの顧客満足度を5%向上させた
役職者やリーダーだけが出せるものチーム内の情報共有ツールを導入し、会議時間を月5時間削減した
0から1を生み出すような革新的なプロジェクト既存マニュアルを更新し、新人研修の期間を3日間短縮した
必ず大きな金額やパーセンテージで示せるもの問い合わせ対応のテンプレートを整備し、クレーム件数を前年比で半減させた

日々の業務を「当たり前」だと思い込んでいる

特に事務職やアシスタント職、ルーティンワークが中心の職種の方に多いのがこのケースです。「毎日同じことの繰り返しで、工夫のしようがない」「誰がやっても同じ仕事だから、アピールできることなんてない」と考えてしまうのです。しかし、本当にそうでしょうか。例えば、あなたが当たり前のように行っている業務の中に、次のような工夫はありませんでしたか?

  • 繰り返し発生するミスを防ぐために、チェックリストを作成した。
  • 問い合わせにスムーズに答えられるよう、よくある質問と回答(FAQ)をまとめた。
  • ファイルの命名規則を統一し、誰でも必要な情報を見つけやすいようにした。
  • 後輩や新メンバーが困らないように、業務の手順を分かりやすくマニュアル化した。

これらはすべて、課題を発見し、解決のために行動した結果であり、立派な「業務改善」という成果です。あなたにとっては「当たり前」でも、その工夫がなければ、業務は非効率なままだったかもしれません。その「当たり前」の中にこそ、あなたの価値が隠されています。

成果を客観的に示す方法を知らない

「自分なりに頑張ってきた」という自負はあっても、それを採用担当者に伝わる形に言語化できていないケースも少なくありません。職務経歴書で「業務効率化に貢献しました」「チームのサポートに尽力しました」とだけ書かれていても、採用担当者は「具体的に何をしたのか?」「その結果どうなったのか?」をイメージすることができません。成果をアピールするためには、「どのような課題(Situation/Task)があり、それに対して自分がどう行動(Action)し、その結果どうなったのか(Result)」という一連の流れをセットで説明する必要があります。この「言語化」「構造化」のスキルを知らないために、せっかくの実績をアピールしきれていない方が非常に多いのです。

アピールするのが苦手という心理的なブロック

日本の文化的な背景もあり、「自分の手柄を主張するのはおこがましい」「謙虚であるべきだ」と考え、実績をアピールすること自体に心理的な抵抗を感じる人もいます。特に、チームで協力して成し遂げた成果に対して、「自分一人の力ではないから」とアピールをためらってしまう傾向があります。しかし、職務経歴書はあなたという人材の価値を伝えるための重要なプレゼンテーション資料です。客観的な事実に基づいて、自身がどのように考え、行動し、貢献したのかを記述することは、決して自慢話ではありません。採用担当者は、その成果の中であなたが果たした役割や貢献度を知りたいのです。謙遜しすぎてアピールの機会を逃すのは、非常にもったいないことだと認識を改めましょう。

採用担当者はココを見ている 職務経歴書における成果の定義

「自分にはアピールできるような成果がない」と感じてしまうのは、多くの場合、「成果」という言葉を非常に大きな成功体験や役職者だけが出せるものだと捉えているからです。しかし、採用担当者が職務経歴書から本当に知りたいのは、華々しい実績だけではありません。

採用担当者は、応募者が「自社で活躍し、貢献してくれる人材か」を見極めようとしています。その判断材料として、過去の仕事への取り組み方や、課題をどのように乗り越えてきたのかを示す「成果」を確認するのです。つまり、採用担当者にとっての成果とは、応募者の「仕事における再現性のある強み」や「課題解決能力」、「貢献意欲」を測るための具体的なエビデンス(証拠)なのです。

単に「〇〇の業務を担当していました」と書くだけでは、あなたがどのようなスキルや強みを持っているのか伝わりません。業務を通じて何を実現したのか、どのような工夫をしたのかという「成果」を具体的に示すことで、初めてあなたの市場価値が採用担当者に伝わるのです。

定量的な成果と定性的な成果の違い

職務経歴書に書く成果は、大きく「定量的な成果」と「定性的な成果」の2種類に分けられます。どちらが良い・悪いというわけではなく、両方をバランス良くアピールすることで、あなたの人物像や能力を多角的に伝えられます。それぞれの特徴を理解し、自身の経験を棚卸ししてみましょう。

種類定量的な成果定性的な成果
定義売上、コスト、時間、件数など、具体的な「数字」で示せる客観的な成果。業務プロセスの改善、顧客満足度の向上、チームへの貢献など、「数字」では表しにくい質的な成果。
具体例
  • 売上目標120%達成
  • 問い合わせ件数を前年比30%削減
  • 新規顧客獲得数 〇〇件
  • 業務コストを年間〇〇万円削減
  • 作業時間を1人あたり月5時間短縮
  • 業務マニュアルを作成し、チーム全体の業務効率を改善した
  • 顧客から「対応が丁寧で分かりやすい」と感謝の言葉をいただいた
  • 新人のOJTを担当し、3ヶ月で独り立ちさせた
  • 部署間の連携を強化し、円滑なプロジェクト進行に貢献した
  • 複雑な業務フローを整理・可視化し、属人化を解消した
アピールのポイント客観的な事実であり、誰が見ても分かりやすいため、説得力が非常に高い。特に営業職や販売職など、数字で評価されやすい職種では必須のアピール項目です。数字で示せない分、どのような課題意識を持ち、どう行動したのかという「プロセス」や「背景」を具体的に記述することが重要。事務職や技術職、管理部門などで強みを発揮します。

日々の業務改善も立派な成果になる

「売上目標達成のような派手な成果はない」という方も心配ありません。採用担当者は、日々の業務における小さな改善活動も「課題発見能力」と「主体性」の表れとして高く評価します。

例えば、以下のような経験はありませんか?

  • 非効率な作業の効率化:手作業で行っていたデータ入力をExcel関数やマクロで自動化し、作業時間を短縮した。
  • 業務プロセスの標準化:問い合わせ対応の手順をまとめた簡易マニュアルを作成し、部署内の誰でも同じ品質で対応できるようにした。
  • 情報共有の仕組み作り:散在していたファイルを共有フォルダに整理し、命名規則を統一することで、チームメンバーが必要な情報を探す時間を削減した。
  • コスト意識の表れ:消耗品の発注方法を見直し、不要な在庫を減らすことで経費削減に貢献した。

これらはすべて、現状をより良くしようという当事者意識から生まれた立派な「成果」です。大切なのは、「なぜその改善が必要だと感じたのか(課題意識)」、「具体的に何を行ったのか(行動)」、そして「その結果、どのような良い変化が生まれたのか(結果)」をセットで説明することです。たとえ小さな一歩でも、あなたの仕事に対する前向きな姿勢や工夫を伝える貴重なエピソードとなります。

職務経歴書に書ける成果を見つけ出す3つのステップ

「自分には人に誇れるような特別な成果はない」と感じてしまう方は少なくありません。しかし、それは「成果がない」のではなく、「成果に気づいていない」だけです。日々の業務の中に、あなたの強みや貢献度を示す「成果の種」は必ず眠っています。この章では、誰でも実践できる3つのステップで、あなたのキャリアに隠されたアピールポイントを見つけ出す方法を具体的に解説します。

ステップ1 担当業務と役割の棚卸し

成果を見つけるための第一歩は、ご自身の経歴を客観的に振り返り、事実を整理することです。記憶に頼るだけでなく、当時の資料やメモを見返しながら、担当した業務やご自身の役割を具体的に書き出してみましょう。「当たり前」だと思っていた業務の中に、アピールできるヒントが隠されています。

まずは、以下の表のように、在籍した企業ごとに「期間」「部署・役職」「担当業務」「役割・ポジション」を詳細にリストアップすることから始めます。ポイントは、どんな些細なことでも省略せずにすべて書き出すことです。

項目書き出しのポイントと具体例
期間

その業務を担当していた具体的な期間を明確にします。

例:2020年4月~2023年3月

部署・役職

所属していた部署名と、役職(リーダー、サブリーダー、メンバーなど)を正確に記載します。

例:営業部 営業第一課、チームリーダー

担当業務

具体的な業務内容を箇条書きで書き出します。「〇〇を担当」だけでなく、「誰に」「何を」「どのように」行っていたかを詳細に記述するのがコツです。

  • 新規顧客開拓(テレアポ、問い合わせ対応)
  • 既存顧客へのルート営業(定期訪問、新商品提案)
  • 見積書、請求書の作成
  • 営業資料の作成、更新
  • 週次での営業会議の運営
  • 新人・後輩(2名)のOJT指導
役割・ポジション

チームやプロジェクトの中で、自分がどのような立ち位置だったかを記述します。これにより、主体性や協調性をアピールできます。

  • 5名のチームにおいて、若手メンバーの教育係を担当
  • 新商品拡販プロジェクトの初期メンバー
  • 部署内の業務効率化委員会の書記

この棚卸し作業を行うことで、自分がいかに多様な業務をこなし、組織に貢献してきたかを客観的に把握することができます。これが、次のステップで成果を言語化するための重要な土台となります。

ステップ2 課題・行動・結果を言語化する

業務の棚卸しができたら、次はその一つひとつを「成果」として語れるように整理していきます。ここでは、自身の行動を客観的かつ論理的に説明するためのフレームワーク「STARメソッド」を活用するのが非常に有効です。

STARメソッドとは、以下の4つの要素の頭文字を取ったもので、この順番でエピソードを整理することで、採用担当者に伝わりやすい自己PRを作成できます。

  • Situation:状況 – あなたが置かれていた状況、業務の背景
  • Task:課題 – その状況で達成すべき目標や、解決すべき課題
  • Action:行動 – 課題解決のために、あなたが主体的にとった具体的な行動
  • Result:結果 – あなたの行動によってもたらされた具体的な結果・成果

ステップ1で書き出した業務の中から、少しでも「工夫した」「改善した」「苦労した」という記憶があるものを選び、STARメソッドに当てはめてみましょう。

要素言語化のポイント言語化の例(事務職)
S: Situation
(状況)
いつ、どこで、どのような立場で、といった背景を簡潔に説明します。私が所属していた部署では、毎月約100件の請求書を手作業で作成しており、月末の繁忙期には残業が常態化していました。
T: Task
(課題)
その状況で何をすべきだと考えたか、どんな目標があったかを明確にします。請求書発行業務の効率化と、それに伴う残業時間の削減が喫緊の課題だと考えました。
A: Action
(行動)
最も重要な部分です。課題に対して、あなたが「自ら考え、工夫し、実行したこと」を具体的に記述します。受け身ではなく、主体的な姿勢をアピールしましょう。まず、既存のExcelフォーマットに関数を追加し、顧客データを入力するだけで請求金額や日付が自動反映されるように改修しました。さらに、ミスを減らすためにダブルチェックの仕組みを提案し、簡単な操作マニュアルを作成してチーム内に共有しました。
R: Result
(結果)
行動の結果、どのような変化があったかを客観的な事実として記述します。次のステップで解説する「数字」を入れると、説得力が格段に向上します。結果として、請求書1件あたりの作成時間が平均10分から3分に短縮され、部署全体の月間残業時間を約20時間削減することに成功しました。また、入力ミスも前月比で90%削減できました。

このように整理することで、「請求書を作成していました」という単なる業務内容が、「業務改善を主体的に行い、チームの生産性向上に貢献した」という具体的な成果に変わります。

ステップ3 具体的な数字やエピソードを盛り込む

STARメソッドで言語化した成果に、さらなる説득力とリアリティを与える最終ステップです。ここでは「定量的な成果(数字)」と「定性的な成果(エピソード)」を盛り込み、採用担当者の印象に残る成果に磨き上げます。

定量的な成果(数字)で客観性を示す

数字は、誰が見ても客観的に成果の大きさを理解できる最も強力な武器です。以下の視点で、あなたの行動結果を数字に変換できないか探してみましょう。

    • 改善・向上:売上〇%アップ、顧客満足度〇点向上、成約率〇%改善
    • 削減・短縮:コスト〇円削減、作業時間〇時間短縮、ミス発生率〇%低減

  • 規模・件数:〇名のチームをマネジメント、〇件の新規顧客を獲得、〇〇万円規模のプロジェクトを担当
  • 順位・割合:営業成績〇名中1位、社内シェアを〇%から〇%に拡大

もし直接的な数字が見つからなくても、諦める必要はありません。「前年比」「目標達成率」「平均との比較」など、何かと比較することで相対的な数字を示すことができます。

【表現の変換例】

抽象的な表現(Before)具体的な数字を入れた表現(After)
売上アップに貢献しました。担当エリアの売上を前年比120%(5,000万円→6,000万円)に伸長させました。
業務を効率化しました。RPAツールを導入し、データ入力作業の時間を月間40時間削減しました。
Webサイトからの問い合わせを増やしました。ブログ記事のSEO対策を主導し、Webサイトからの月間問い合わせ件数を10件から30件へと3倍に増加させました。

定性的な成果(エピソード)で人柄を伝える

数字で表せない貢献も、立派な成果です。特に、チームワークや顧客志向、主体性といった人柄をアピールしたい場合に有効です。ポイントは、具体的なエピソードを交えて語ることです。

  • 顧客からの評価:お客様から「〇〇さんの提案のおかげで課題が解決しました」と感謝の言葉をいただき、次の大型案件の受注に繋がりました。
  • チームへの貢献:煩雑だった情報共有のルールを整備し、定例会議での認識齟齬がなくなったことで、チーム内の連携がスムーズになったと上司から評価されました。
  • 後輩育成:私が作成した業務マニュアルが分かりやすいと好評で、新人の独り立ちまでの期間を従来の3ヶ月から2ヶ月に短縮することに貢献しました。

このような具体的なエピソードは、あなたが仕事にどのような姿勢で向き合い、周囲にどのような好影響を与えられる人物なのかを採用担当者に鮮明にイメージさせます。数字の成果と組み合わせることで、あなたの市場価値はさらに高まるでしょう。

【職種別】職務経歴書の成果 書き方と例文

職務経歴書に記載する「成果」は、職種によってアピールすべきポイントが大きく異なります。採用担当者は、その職種に求められる能力やスキルが、応募者の経験と成果から読み取れるかを見ています。ここでは、主要な5つの職種別に、成果の書き方のポイントと具体的な例文を解説します。ご自身の経験に最も近いものを参考に、効果的なアピール方法を学びましょう。

営業職の成果 例文

営業職の職務経歴書では、「売上」「目標達成率」「新規顧客獲得数」といった定量的な成果が最も分かりやすく、評価されやすい指標です。それに加え、どのような工夫や戦略でその数字を達成したのか、顧客との関係構築や課題解決のプロセスを具体的に記述することで、再現性のあるスキルとしてアピールできます。

成果の種類書き方のポイントと例文
定量的な成果
(数字で示す実績)

【ポイント】
具体的な数値を使い、達成率や順位、前年比などを盛り込むことで、客観的な事実として実績を伝えられます。「何を」「どれくらい」達成したのかを明確にしましょう。

【例文1:目標達成をアピール】

  • 2022年度下期、売上目標1,000万円に対し、1,250万円(達成率125%)を記録し、事業部MVPを受賞。
  • 担当エリアの新規開拓において、年間目標50社のところ70社を開拓(達成率140%)。特に競合他社からの切り替えに成功しました。

【例文2:貢献度をアピール】

  • 既存顧客へのアップセル・クロスセル提案を強化し、顧客単価を前年比15%向上させました。
  • 解約率の高い顧客層に対し、個別のフォローアッププランを立案・実行した結果、担当顧客の解約率を5%から2%に改善しました。
定性的な成果
(プロセスや工夫を示す実績)

【ポイント】
数字だけでは伝わらない、あなた自身の思考や行動をアピールします。顧客の課題をどのように解決したか、社内でどのような役割を果たしたかを具体的に記述します。

【例文1:課題解決能力をアピール】

  • 顧客の潜在ニーズを深掘りするため、ヒアリングシートを独自に作成・活用。その結果、顧客自身も気づいていなかった課題を抽出し、大型案件の受注に繋げました。

【例文2:チームへの貢献をアピール】

  • トップセールスの営業手法を分析し、チーム内に共有する勉強会を週1回開催。チーム全体の営業スキル向上に貢献し、チーム目標の4期連続達成に繋がりました。

事務職・アシスタント職の成果 例文

事務職やアシスタント職は、直接的な売上数字がないため「成果がない」と感じがちですが、「業務効率化」「コスト削減」「ミス削減」「サポートによる組織への貢献」といった視点で実績をアピールできます。日々の業務の中で行った小さな工夫や改善が、立派な成果になります。

課題行った工夫・行動結果(成果)
毎月の請求書発行業務に時間がかかり、月末の残業が常態化していた。Excelの入力フォーマットを統一し、関数とマクロを活用して一部作業を自動化。誰でも同じ手順で作業できるよう、画像付きのマニュアルも作成した。【成果】
請求書発行にかかる作業時間を、1人あたり月10時間削減。チーム全体で月40時間の残業削減に繋がり、月末の業務負荷を大幅に軽減した。
営業担当者からの問い合わせが部署内に殺到し、対応に追われて本来の業務が滞ることがあった。過去の問い合わせ内容を分析・分類し、「よくある質問(FAQ)」として社内イントラネットにまとめた。また、簡単な問い合わせはチャットボットで自動応答できる仕組みを導入した。【成果】
部署内で対応する問い合わせ件数が約40%減少し、各メンバーがコア業務に集中できる環境を整備。営業担当者の自己解決も促進した。
備品管理が属人化しており、在庫切れや過剰発注が頻繁に発生していた。クラウド型の在庫管理ツールを導入し、発注点を設定して自動で通知が来る仕組みを構築。発注プロセスのルールを明確化し、部署内に周知徹底した。【成果】
備品の在庫切れによる業務停滞をゼロにし、不要な在庫を抱えることがなくなった結果、年間で約15万円のコスト削減を実現した。

販売職・サービス職の成果 例文

販売職やサービス職では、個人の売上や店舗全体の売上への貢献度を示すことが重要です。また、「顧客満足度」「リピート率」「客単価」といった指標も有効なアピール材料になります。数字での成果に加え、お客様に喜ばれた接客エピソードや、後輩育成などの店舗運営への貢献も具体的に記述しましょう。

成果の種類書き方のポイントと例文
定量的な成果
(数字で示す実績)

【ポイント】
店舗内での順位や前年比など、比較対象を示すことで実績の価値が伝わりやすくなります。売上だけでなく、客単価やセット率などもアピールポイントになります。

【例文1:売上への貢献をアピール】

  • 2023年上半期、個人売上において店舗スタッフ20名中1位を継続。特に高価格帯商品の販売に注力し、店舗全体の売上目標達成(110%)に貢献しました。
  • コーディネート提案を徹底し、セット販売率を前年同月比で平均10%向上させ、客単価を1,500円アップさせることに成功しました。

【例文2:顧客満足度をアピール】

  • お客様アンケートの満足度調査において、名指しでの感謝コメントを四半期で5件獲得。これが評価され、店舗の接客優秀賞を受賞しました。
定性的な成果
(接客や店舗運営への貢献)

【ポイント】
あなたならではの接客スタイルや、店舗運営を円滑にするための行動を具体的に示します。VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の工夫や後輩育成なども立派な成果です。

【例文1:接客スキルをアピール】

  • お客様との会話からライフスタイルを把握し、潜在的なニーズに合わせた商品を提案する「目的買い」以外の付加価値提供を意識。結果として、担当したお客様のリピート率向上に繋がりました。

【例文2:店舗運営への貢献をアピール】

  • 新人スタッフ3名のOJT(On-the-Job Training)を担当。独自のトレーニングシートを作成し、個々の成長に合わせた指導を行った結果、全員が3ヶ月で独り立ちできるレベルまで成長しました。
  • 季節やイベントに合わせたディスプレイ変更を積極的に提案・実行。お客様の入店率が前月比で5%向上しました。

ITエンジニア・技術職の成果 例文

ITエンジニアや技術職の成果は、開発したプロダクトやシステムが事業にどのような価値をもたらしたかで示します。「パフォーマンス改善」「開発効率の向上」「コスト削減」「品質向上」などを、可能な限り具体的な数値で表現することが重要です。また、どのような技術を用いて課題を解決したのかを明確にすることで、技術力の高さをアピールできます。

担当プロジェクト/業務課題使用技術/行動結果/貢献
自社ECサイトのフロントエンド開発ページの表示速度が遅く、ユーザーの離脱率が高いことが問題となっていた。画像の遅延読み込み(Lazy Loading)の実装、不要なJavaScriptの削除、CDNの活用など、パフォーマンスチューニングを実施。Lighthouseスコアを指標に改善を行った。【成果】
ページの平均表示速度を3.5秒から1.5秒に短縮。その結果、直帰率が15%改善し、CVR(コンバージョン率)が1.2%向上した。
開発チームのプロセス改善手動でのデプロイ作業に時間がかかり、ヒューマンエラーも発生していた。GitHub Actionsを用いてCI/CDパイプラインを構築。テストとデプロイの自動化を実現した。【成果】
デプロイにかかる時間を1時間から10分に短縮(約83%削減)。デプロイ作業における人為的ミスがなくなり、開発チームがより多くの時間を新機能開発に充てられるようになった。
社内業務システムの保守・運用レガシーなシステムで、機能追加や改修のコストが高く、バグも多発していた。技術的負債を返済するため、影響範囲の大きい箇所から段階的なリファクタリングを計画・主導。特に複雑なロジック部分をユニットテストでカバーし、安全に改修できる体制を整えた。【成果】
システムの複雑性を軽減し、機能追加の工数を約30%削減。また、クリティカルなバグの発生件数を年間10件から2件に減少させ、システムの安定稼働に貢献した。

企画・マーケティング職の成果 例文

企画・マーケティング職では、担当した施策が事業の成長にどれだけ貢献したかを、具体的なデータや数値を用いて示すことが不可欠です。「売上」「コンバージョン数」「顧客獲得単価(CPA)」「認知度」などのKPI(重要業績評価指標)に対する成果を明確にしましょう。市場分析やデータ分析に基づいた戦略立案のプロセスを記述することで、論理的思考力もアピールできます。

担当施策役割成果(定量・定性)
新商品(●●)のローンチキャンペーンプロジェクトリーダー

【背景・課題】
競合製品が多く、市場での認知度獲得が課題でした。

【行動】
ターゲット層である20代女性に響くインフルエンサーを10名起用したSNSキャンペーンを企画・実行。Web広告、プレスリリース配信と連動させ、多角的なアプローチを展開しました。

【成果】

  • キャンペーン開始後3ヶ月で、目標の1.5倍となる売上3,000万円を達成。
  • Instagramでのハッシュタグ投稿数が5,000件を突破し、指名検索数が前月比で300%増加。
WebサイトのSEO対策・コンテンツマーケティングコンテンツ企画・ディレクション担当

【背景・課題】
広告費をかけずに、Webサイトへの自然流入を増やしたいという課題がありました。

【行動】
検索キーワード分析に基づき、顧客の課題を解決するコラム記事のコンテンツプランを立案。ライターやデザイナーをディレクションし、月10本の記事制作体制を構築しました。

【成果】

  • 対策開始後6ヶ月で、オーガニック検索からのセッション数が250%増加。
  • 複数の重要キーワードで検索順位10位以内を獲得し、サイト経由の月間問い合わせ件数が15件から50件に増加しました。
メールマーケティングの改善MAツール運用担当

【背景・課題】
メールマガジンの一斉配信を行っていたが、開封率・クリック率が低迷していました。

【行動】
顧客の行動履歴(サイト閲覧、資料ダウンロードなど)に基づいたセグメントを作成。シナリオ設計を行い、パーソナライズされたステップメールを配信する仕組みを構築しました。

【成果】

  • メール開封率が平均15%から35%に改善。
  • メール経由での商談化率が2倍に向上し、マーケティング部門の売上貢献度を高めました。

【状況別】アピールできる数字がない場合の成果の作り方と例文

「売上目標〇%達成」や「コスト〇〇円削減」のような、誰もが納得する華々しい数字がないと、成果としてアピールできないと思い込んでいませんか?特に、ルーティンワークが中心の職種や、チームで動くことが多いプロジェクト、経験の浅い第二新卒の方などは、個人の定量的な成果を提示しにくいものです。しかし、数字だけが成果ではありません。ここでは、アピールできる数字がない場合に、ご自身の経験を魅力的な成果として職務経歴書に落とし込む方法を、具体的な例文とともに解説します。

ルーティンワークが中心だった場合の成果 例文付き

毎日同じ業務の繰り返しで、特別な実績がないと感じている方も多いでしょう。しかし、ルーティンワークの中にこそ、あなたの工夫や改善の姿勢が隠されています。「効率化」「正確性の向上」「コスト削減」「属人化の解消」といった視点で日々の業務を振り返ることで、立派なアピールポイントが見つかります。

成果を見つける切り口

  • 業務効率化:時間のかかっていた作業を短縮した工夫(Excel関数の活用、マクロの作成、ツールの導入提案など)
  • 品質向上(ミスの削減):ダブルチェックの仕組み作り、マニュアルの整備、チェックリストの作成などでミスを減らした経験
  • コスト意識:備品の管理方法を見直して無駄な発注を減らした、より安価な代替品を提案したなどの小さなコスト削減
  • ナレッジ共有・属人化の解消:業務マニュアルを作成・更新して誰でも対応できる体制を整えた、新人教育の仕組みを整えた経験

【例文】一般事務職の業務改善

請求書発行業務における改善経験をアピールする例です。

項目内容
課題毎月約100社の請求書を手作業で作成しており、入力ミスや送付漏れが月に2〜3件発生していました。また、作業に担当者2名が半日を要し、他の業務を圧迫していました。
行動まず、過去のミスを分析し、入力項目と確認プロセスの両方に問題があることを特定しました。そこで、Excelの入力規則機能を活用してフォーマットを改善し、入力ミスが起こりにくい仕組みを構築。さらに、送付先リストと連動したチェックリストを作成し、ダブルチェック体制を徹底しました。
結果改善後、6ヶ月間入力ミスおよび送付漏れは発生ゼロとなりました。また、一連の作業時間も1件あたり約3分短縮され、月次での作業時間を約5時間削減することに成功。これにより、他の重要業務に取り組む時間を確保できました。

チームでの実績をアピールしたい場合の成果 例文付き

プロジェクトや店舗運営など、チームで達成した成果は個人の実績としてアピールしにくいと感じるかもしれません。しかし、採用担当者はチームの成果そのものよりも、「その成果に対してあなたがどのように貢献したか」を知りたいと考えています。チーム内での自身の役割と具体的な行動を明確にすることで、協調性や主体性を効果的にアピールできます。

自分の貢献度を明確にする方法

  • チームの目標を明記する:まず、チーム全体が目指していた目標(売上、顧客満足度、納期など)を記載します。
  • 自身の役割を具体的にする:リーダー、サブリーダー、書記、メンバーなど、チーム内での立ち位置と担っていた役割を説明します。
  • 具体的な行動を記述する:目標達成のために、自分が主体的に取り組んだこと(情報共有の仕組み作り、タスク管理、メンバーのサポート、議事録作成、顧客との折衝など)を詳細に書きます。
  • 貢献を言語化する:自分の行動が、チームの目標達成にどう繋がったのかを論理的に説明します。

【例文】販売職(店舗でのチーム貢献)

店舗の売上目標達成に対して、新人教育担当として貢献した例です。

項目内容
チームの目標店舗全体の売上目標である前年比110%の達成。
自身の役割と行動新人スタッフ3名の教育担当として、接客スキル向上を目標に掲げました。個々の強みや課題を把握するため週1回の1on1ミーティングを実施。また、ロールプレイング研修を企画・実行し、お客様への提案力を強化しました。特に、商品知識を深めるための勉強会を自主的に開催し、チーム全体の知識レベルの底上げを図りました。
貢献新人スタッフが3ヶ月で独り立ちし、個人売上目標を達成できるまでに成長。店舗全体の接客レベルが向上したことで顧客満足度アンケートの評価が5段階中平均4.5(前期は4.1)に上昇し、リピート顧客の増加に繋がりました。結果として、店舗全体の売上目標である前年比112%達成に貢献することができました。

経験が浅い第二新卒向けの成果 例文付き

社会人経験が1〜3年程度の第二新卒の場合、大きな成果や実績がなくて当然です。採用担当者も、完成されたスキルより「学習意欲」「主体性」「ポテンシャル」といった将来性を見ています。そのため、成果の大きさではなく、仕事に対する前向きな姿勢や、課題に対してどのように考え行動したかというプロセスをアピールすることが重要です。

ポテンシャルをアピールするポイント

  • 学習意欲・キャッチアップ能力:未経験の業務に対して、どのように学び、キャッチアップしていったかのプロセスを示す。
  • 主体性・課題発見能力:指示待ちではなく、自ら課題を見つけ、改善しようと試みた経験をアピールする。
  • 素直さ・吸収力:上司や先輩からのフィードバックを素直に受け入れ、次の業務に活かしたエピソードを伝える。
  • 基本的な業務遂行能力:任された業務を、責任感を持って正確にやり遂げた経験を具体的に記述する。

【例文】Web制作アシスタントの業務改善提案

OJT期間中に、自ら課題を見つけて行動した経験をアピールする例です。

項目内容
課題Webサイトの画像差し替えやテキスト修正といった更新作業を担当していました。先輩から都度口頭で指示を受けていましたが、複数の修正依頼が重なると、抜け漏れや優先順位の間違いが発生しそうになることが課題だと感じました。
行動課題解決のため、チャットツール(Slack)とタスク管理ツール(Trello)を連携させることを上司に提案しました。チャットでの修正依頼に特定の絵文字でリアクションすると、自動でTrelloにタスクカードが作成される仕組みです。これにより、依頼内容、担当者、期限が可視化され、チーム全体で進捗を共有できるようになると考えました。
結果と学び提案が採用され、更新作業の抜け漏れがゼロになりました。私自身もタスク管理が容易になり、業務の優先順位付けを自律的に行えるようになりました。この経験から、現状の業務に疑問を持ち、主体的に改善策を提案・実行することの重要性を学びました。貴社でも、持ち前の課題発見力と実行力を活かして貢献したいと考えております。

職務経歴書で成果を伝える際のNG例と注意点

素晴らしい成果も、伝え方を間違えると逆効果になりかねません。採用担当者に「この人は一緒に働きたくないな」と思われてしまうような、職務経歴書における成果のNGな書き方と、それを避けるための注意点を具体的に解説します。自分の職務経歴書が当てはまっていないか、チェックしながら読み進めてください。

NG例1:具体性がなく抽象的な表現

職務経歴書で最も避けたいのが、具体性に欠ける抽象的な表現です。採用担当者は、あなたが「何となく頑張った」ことではなく、「具体的に何をして、どんな結果を出したのか」を知りたいと考えています。抽象的な言葉は、スキルのレベルや成果の規模が伝わらず、評価のしようがありません。

NG例OK例
業務効率化に貢献しました。毎月20時間を要していた手作業でのデータ集計業務に対し、Excelマクロを導入。作業時間を月5時間に短縮し、チーム全体の残業時間を平均10%削減することに成功しました。
コミュニケーション能力を活かして売上を伸ばしました。顧客との対話から潜在的なニーズを汲み取り、既存商品に加えて関連商品を提案するクロスセルを徹底。結果として、顧客単価を前年比で15%向上させ、担当エリアの売上目標120%達成に貢献しました。

【注意点】
成果を伝える際は、「どのような課題(Situation/Task)に対し、どのような工夫や行動(Action)をし、その結果どうなったのか(Result)」という、いわゆるSTARメソッドを意識して記述しましょう。行動と結果をセットで示すことで、あなたの仕事への取り組み方や再現性のあるスキルが明確に伝わります。

NG例2:客観的な事実に基づかない嘘や誇張

自分を良く見せたいという気持ちから、成果を誇張したり、事実と異なる内容を記載したりすることは絶対にやめましょう。これは経歴詐称にあたり、発覚した場合は内定取り消しはもちろん、入社後であれば懲戒解雇の対象となる可能性もあります。面接で深掘りされた際に矛盾が生じ、すぐに嘘だと見抜かれてしまうケースがほとんどです。

「少し盛るくらいなら大丈夫だろう」という安易な考えは禁物です。採用担当者は数多くの職務経歴書を見ており、業界の平均的な数値や実現可能性について熟知しています。非現実的な数字は、かえってあなたの信頼性を損なうだけです。

【注意点】
成果は必ず客観的な事実に基づいて記載してください。もし数字に自信がない場合は、無理に大きな数字を作るのではなく、「状況別のアピール方法」の章で解説しているような定性的な成果やプロセスをアピールする方向に切り替えましょう。誠実な姿勢が、最終的に採用担当者からの信頼につながります。

NG例3:専門用語や社内用語の多用

採用担当者が、あなたと同じ業界や職種の出身者とは限りません。人事担当者や他部署の管理職が書類選考を行うことも多くあります。そのような相手に対して、専門用語や所属していた会社でしか通用しない社内用語を多用すると、「読み手への配慮ができない人」「コミュニケーション能力に懸念がある人」という印象を与えてしまいます。

専門用語は誰にでも分かる言葉に置き換える

業界特有の専門用語は、一般的な言葉に翻訳する工夫が必要です。どうしても専門用語を使わなければ説明が難しい場合は、カッコ書きで簡単な注釈を加えるなどの配慮をしましょう。

NG例OK例
KPIであったCVRを改善するため、LPOを実施しました。Webサイトの最終成果(商品購入や資料請求など)の達成率を高めるため、ページの構成やデザインを最適化する施策を実施しました。

社内用語や略語は使わない

プロジェクト名や部署名、独自のツール名など、社内でしか通用しない言葉は避けましょう。一般的な名称に言い換えるか、「〇〇を目的とした社内プロジェクト」のように、その役割が分かるように説明を補足してください。

NG例OK例
SPSプロジェクトのPLとして、PJTの進捗管理を行いました。全社の営業力強化を目的としたプロジェクトのリーダーとして、5名のメンバーの進捗管理を行いました。

NG例4:企業の守秘義務に違反する情報の記載

前職または現職で知り得た守秘義務のある情報を職務経歴書に記載することは、コンプライアンス意識の欠如とみなされ、致命的なマイナス評価につながります。特に、以下の情報には細心の注意が必要です。

  • 顧客の具体的な企業名、個人名
  • 未公開の製品情報やサービスの詳細
  • 具体的な売上高や利益率などの詳細な財務情報
  • 社外秘のプロジェクト内容や技術情報

「この人は、うちの会社の情報も安易に外部に漏らすかもしれない」と判断されれば、スキルや実績以前の問題で不採用となるでしょう。

具体的な数字や固有名詞をぼかして表現するテクニック

成果の具体性を示しつつ守秘義務を守るためには、数字や固有名詞を「ぼかす」テクニックが有効です。これにより、情報の機密性を保ちながら、成果の規模感を伝えることができます。

NG例(守秘義務違反の恐れ)OK例(ぼかした表現)
株式会社〇〇に対し、新システム「Z-Dash」を導入し、年間2,530万円のコスト削減を実現しました。大手食品メーカーに対し、基幹システムの刷新を提案・導入し、年間約2,500万円規模のコスト削減を実現しました。
新規開拓したクライアントである△△商事から、3億円の大型契約を受注しました。新規開拓した大手総合商社から、数億円規模の大型プロジェクトを受注しました。

NG例5:プロセスを無視した結果だけの羅列

「売上150%達成」「コスト20%削減」「顧客満足度10%向上」のように、結果だけを箇条書きで並べても、採用担当者には響きません。なぜなら、その成果が「まぐれ」なのか「実力」なのか判断できないからです。採用担当者は、成果そのものと同じくらい、その成果に至るまでのあなたの思考プロセスや問題解決能力を知りたいと考えています。

【注意点】
前述のSTARメソッドを意識し、「どのような課題があり、それに対して何を考え、どう行動したのか」というプロセスを必ず記述しましょう。プロセスを丁寧に説明することで、あなたの強みやスキルの再現性が伝わり、入社後の活躍イメージを持たせることができます。

NG例OK例
・売上目標130%達成
・新規顧客数 前年比150%
若年層の顧客離れという課題に対し、SNSでの情報発信が不足していると分析。InstagramとTikTokのアカウントを新たに開設し、ターゲット層に響く short動画コンテンツを週3回投稿。結果、20代の新規顧客数が前年比150%となり、店舗全体の売上目標130%達成に大きく貢献しました。

NG例6:自己中心的で自慢話に聞こえる書き方

成果をアピールすることと、自慢話をすることは全く異なります。「私が」「自分ひとりの力で」といった表現を多用すると、自己中心的で協調性がない人物という印象を与えかねません。企業はチームで成果を出す組織であり、周囲と協力できない人材は敬遠される傾向にあります。

「私が」を強調しすぎず、チームへの貢献を意識する

特にチームで成し遂げた成果を記載する場合は、自分一人の手柄のように書くのではなく、チームの中で自分がどのような役割を果たし、どう貢献したのかを客観的に記述することが重要です。

【注意点】
「~に貢献しました」「~の一端を担いました」といった謙虚な表現や、プロジェクトリーダーやメンバーとして「チームをまとめた」「〇〇を担当した」といった役割を明確にする書き方を心がけましょう。これにより、自己顕示欲の強さを感じさせることなく、チームワークを尊重する姿勢と自身の貢献度を同時にアピールできます。

NG例OK例
私の提案でプロジェクトが成功し、売上を2倍にしました。プロジェクトリーダーとして、メンバー5名のタスク管理とモチベーション向上に注力。週1回の定例会で課題を共有し、解決策を共に検討する場を設けた結果、チーム一丸となって前年比200%の売上を達成しました。

まとめ

本記事では、職務経歴書でアピールできる成果の見つけ方と書き方を、例文を交えて解説しました。「書ける成果がない」と感じるのは、成果の定義を誤解しているからです。採用担当者は、売上などの定量的な成果だけでなく、業務改善や効率化といった定性的な成果も高く評価します。まずはご自身の業務を棚卸しし、「課題・行動・結果」の視点で言語化してみましょう。具体的な数字がなくても、工夫したプロセスを伝えれば立派なアピールになります。この記事を参考に、あなたの経験価値が伝わる職務経歴書を作成してください。

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