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【履歴書の修正履歴を残さないコツ】完璧な応募書類を作るための実践術

書類修正のイメージ
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履歴書の修正履歴が残ってしまい、応募書類として評価が下がらないか不安な方へ。
本記事では、手書き・パソコン両方の履歴書で修正履歴を残さないコツや注意点、万が一残った場合の正しい対処法まで、実践的なテクニックを詳しく解説します。

目次

履歴書作成時によくある修正履歴のトラブル

悩む男性のイメージ

履歴書を作成する際、多くの求職者が「修正履歴を残さない」という点に悩みます。
手書き・パソコン問わず、作業中のちょっとしたミスや確認不足が修正した痕として履歴書に残ってしまい、採用担当者にマイナス印象を与えることも珍しくありません。
ここでは、実際によくあるミスのパターンや、それが選考に及ぼす影響について整理します。

よくあるミスの具体例

ミスの種類発生原因具体例
手書きの訂正跡内容の書き間違い・漢字や日付のミス修正液や修正テープを使用、二重線で消している
パソコンの修正履歴機能の未削除Wordの「変更履歴」が不可視のまま保存提出時に校正履歴やコメントが残っている
印刷ミスの修正跡プリンターのエラー・印刷後の手直し手書きで加筆している、余白に訂正印がある
誤字脱字の上書き入力・記入時の確認不足消しゴムの消し跡や上から書き直した跡がある

これらのミスは、どれも履歴書の「清潔感」「丁寧さ」「誠実さ」を損ねる要因となります。
また、特に手書きの場合は一度ミスをすると修正しにくく、時間と手間が余計にかかることも少なくありません。

履歴書の修正履歴が残るときの影響

修正履歴が履歴書に残っている場合、採用担当者に以下のような印象を与えることがあります。

  • 内容をよく確認せずに記入している=注意力に欠ける
  • 書類提出までの作業が雑である=仕事に対する誠実さが疑われる
  • 求められる社会人マナーを理解していないと判断される

特に新卒採用や事務職・経理職といった書類の正確さが重視される職種では、「細部に気を配れるか」という観点が見られるため、修正履歴が残っている履歴書は評価を大きく下げる要因となりかねません。
また、履歴書はその人の第一印象を左右する重要な書類であるため、清潔感が損なわれている場合、他の応募者と比較して大きなハンデとなることを意識しましょう。

手書き履歴書で修正履歴を残さない基本ルール

就職・転職活動で提出する履歴書は、第一印象を大きく左右する重要な書類です。
手書きの場合、修正履歴が残ってしまうと、「丁寧さが足りない」「書類管理ができない」というマイナス評価につながることがあります。
ここでは、手書き履歴書で修正履歴を絶対に残さないための基本ルールについて詳しく解説します。

ボールペンや万年筆の選び方

手書き履歴書を書く際には、市販されている適切な筆記具を選ぶことが大切です。
一般的には油性ボールペンまたは万年筆の黒インクが望ましいとされており、所定の書類案内にも記載されることが多いです。
水性ペンやゲルインクは滲みやすいため避けましょう。また、消せるボールペン(フリクションボール等)は一見便利ですが、熱で文字が消えたり、公式な書類では認められない場合があるため使用しない方が無難です。

筆記具適性注意点
油性ボールペンインクが安定しており、誤って擦っても滲みにくい。
万年筆(黒インク)上品な印象。乾ききる前に触れるとインクが伸びやすい。
水性・ゲルインクペン滲み・裏写りしやすい。慎重に取り扱う必要がある。
消せるペン(フリクション等)×公式書類には不向き。消去跡や意図しない消滅に注意。

また、芯の太さは0.5mm程度が見やすさと読みやすさのバランスが良く、おすすめです。

修正液や修正テープのNGな使い方

履歴書は「清書」であり、一切の修正液や修正テープの使用は評価を下げる原因になります。
消した形跡や修正跡があると、「作業が丁寧でない」「誤魔化しがある」という印象につながります。
絶対に修正液や修正テープは使わず、誤って書き間違えた場合は必ず新しい履歴書用紙に一から書き直しましょう。
なお、目立つ消し跡や上書きもNGです。用紙自体の価値を下げてしまい、マイナス評価の原因になります。

修正方法可否理由・例
修正液・修正テープ×履歴書は公式書類。修正跡が残ること自体がNG。
上書き・二重線×美しさや丁寧さを損なうため不可。
新しい用紙で書き直す理想的な対応。何度でも慎重に。

清書前の下書き活用術

「初めから完璧に書く」のは難しいため、下書きを活用しましょう。下書きには鉛筆やシャープペンシルを使い、本番用紙の隅にはみ出さないように薄くガイドラインを書いておきます。
内容や文章を事前にメモ帳などで練習しておくことも有効です。
下書きのポイントは、決して本番のインクでの記入ではなく、鉛筆など消せる筆記具を使うこと。
下書きが終わったらしっかり消しゴムで消し、跡が残らないよう仕上げましょう。
用紙を傷つけないためには、柔らかい消しゴムを使い、強く擦りすぎないことも大切です。

対策具体的な方法ポイント
下書きの実施鉛筆で細かく書いた後にインクで清書消し跡が残らないように、薄く書く
内容の事前チェックメモ帳や別紙で文章の構成を作成誤字脱字や表現のミス予防
丁寧な消しゴムの使用柔らかく、きれいに消す紙を傷めない程度にやさしく消す

これらの基本ルールを守ることで、美しく修正跡のない履歴書作成が可能です。日々の準備や丁寧さが、志望先への熱意や信頼感につながります。

パソコンでの履歴書作成における修正履歴について

現在、多くの企業でパソコンを使った履歴書の提出が一般的となっています。
WordやPDFの書類は便利ですが、「修正履歴」や「編集の痕跡」が意図せず残ってしまうことも少なくありません。
本章では、パソコンで履歴書を作成する際に修正履歴が残らないための注意点と、具体的な対策について詳しく解説します。

Wordでの変更履歴を消す方法

Microsoft Wordで履歴書を作成する場合、「変更履歴」や「コメント」機能を利用した編集後、そのまま保存・提出してしまうと、採用担当者にも編集過程が見えてしまいます。
以下はWordの修正履歴を確実に消すための手順です。

手順操作内容注意点
1「校閲」タブをクリックし、「変更履歴の記録」をオフにするすでに記録済みの履歴はこの操作で非表示にはならない
2「変更履歴の承諾」または「却下」で全ての変更を確定・削除全変更点に目を通し、正しい内容を確定させる
3「コメントの削除」で全てのコメントも消去簡単なメモや差し戻し指摘も忘れずに削除
4「名前を付けて保存」で新しいファイルとして保存履歴が消えていることをプレビューで再度確認

提出直前には「すべての変更履歴を承諾」し、コメントも「すべてのコメントを削除」して保存することで、安全に履歴が残らないWordファイルが作成できます。

PDF変換時の注意点

履歴書をPDFで提出する場合、「Wordでの編集履歴が反映されないから安心」と考える方もいますが、注意が必要です。
WordファイルからPDFに変換する際、修正履歴やコメント、ファイル情報(プロパティ)が残ってしまうこともあります。

PDF化時の注意ポイント:

  • 「変更履歴が反映された状態でPDF化」しないようにする
  • PDF作成後、必ずPDF内容を開いて最終確認を行う
  • ファイルプロパティに個人情報や不要な情報が残っていないか確認する
  • 「印刷」からPDF化することで、見たままの状態で保存できる

万が一、PDF内に注釈などが残ってしまった場合、Adobe AcrobatなどのPDF編集ソフトで削除するか、新しく履歴を全て削除したWordファイルから再度PDF化を行いましょう。

履歴書テンプレート利用時の注意

インターネット上には多くの履歴書テンプレートがあり、WordやExcel形式で無料配布されています。
ただし、テンプレートによっては前利用者の編集履歴やコメントが残っていることもあり、不要な情報が雛形のまま残る危険性があります。

テンプレートを利用する際の対策は次の通りです。

  • ダウンロード後、まず「変更履歴」や「コメント」の有無を確認する
  • 「ファイル」タブの「情報」から「ドキュメントの検査」を実行し、個人情報や隠れたデータを一括削除する
  • 雛形部分を一度すべて削除し、自分用に編集し直してから清書する
  • テンプレートによる書式崩れや自動入力欄のトラブルにも注意し、プレビューで見落としがないか確認

特に、パソコンに不慣れな方は、テンプレートそのままではなく、自分のパソコンで一度新規ファイルとして保存し直してから記載することで、余計な履歴や編集痕が残りにくくなります。

誤字脱字を防ぐ履歴書作成の工夫とコツ

誤字脱字のイメージ

記入前の内容チェック

履歴書を作成する際は、記入を始める前に必要な情報や提出先の要件をしっかりと確認することが大切です。
学校名や会社名、資格の正式名称、年月日など、入力ミスが多い項目をリストアップし、事前に正しい情報を手元に準備してから書き始めましょう。
また、漢字や送り仮名などの細かなミスも後で気付きやすいため、正式な表記を調べておくことをおすすめします。

印刷前のセルフチェックリスト

完成した履歴書を印刷する前に、自分自身で最終確認を行うことは非常に重要です。
下記のようなチェックリストを活用して、見落としがちなポイントを一つずつ確認しましょう。

チェック項目確認内容
氏名・生年月日正式名称、漢字・年号のミスはないか
住所・連絡先番地や部屋番号、電話番号の記入漏れや誤記がないか
学歴・職歴学校名・企業名・入学卒業年月の記載ミスはないか
資格・免許正式名称で書かれているか、取得年月は正確か
志望動機・自己PR誤字脱字や日本語表現の不可解な部分はないか
押印・日付日付は最新か、捺印忘れはないか

このようなセルフチェックリストを印刷して利用することで、確認を習慣化し、単純な見落としを防ぐことができます。

家族や第三者によるダブルチェックのポイント

自分だけのチェックではどうしても見逃すリスクがあります。信頼できる家族や知人、または大学のキャリアセンターなど第三者にも確認してもらいましょう。
第三者チェックを依頼する際は、以下のポイントを伝えておくとより効果的です。

  • 読みづらい字や分かりづらい表現がないか
  • 誤変換や脱字、重複記載を見逃していないか
  • 数字や英字の書き間違いがないか
  • 自分では気付かなかった不自然な日本語表現の指摘

また、第三者の目から見た印象も非常に参考になるため、「伝わりやすいか」「応募企業に合った内容になっているか」も合わせてアドバイスをもらうと、より完成度の高い履歴書に仕上がります。

修正履歴が残ってしまった履歴書の正しい対処法

書き直すべきケースと妥協できる範囲

履歴書に修正履歴が残ってしまった場合、そのまま提出すべきか、書き直すべきか迷う方も多いでしょう。
基本的には、企業に提出する履歴書には一切の修正跡がないことが理想です。
特に手書きの場合、修正液や修正テープ、消しゴムの跡が残っていると、丁寧さや誠実さが疑われる可能性があります。
一方、パソコンで作成した履歴書の場合でも、Wordの「変更履歴」やPDF化したときの透過データに編集履歴が残っていないか確認が必要です。

次の表は、書き直しを検討すべき主なケースと、妥協できる例を比較したものです。

状況対応方法理由
修正液や修正テープを使用してしまった必ず書き直す印象が大きく悪化し、マナー違反と見做されやすい
消しゴムの跡が薄く残っている目立つ場合は書き直す見た目が悪く丁寧さに欠けると受け止められる
ワードファイルで「変更履歴」が有効のまま保存した変更履歴を削除し再保存する採用担当者に編集経緯すべてが見られてしまう可能性がある
書き損じがごくわずかで、訂正印ですぐ判別がつく場合程度によっては訂正印で対応公的書類では訂正印も有効だが、履歴書には基本的に避けるのが無難
自筆履歴書でごく小さな点や線が残っているほとんど気にならない場合はそのままでも可採用担当者の目線になり、気になる場合は再作成を検討

上記以外にも、応募企業が求めるマナーやフォーマットの厳しさによって判断すべき場合があります。
特に大手企業や公務員試験などでは、細部まで丁寧に対応することが求められるため、少しのミスでも書き直しを推奨します。

企業担当者への説明例

もしもどうしても修正履歴が残る形で履歴書を提出せざるを得ない場合や、書き直しの時間がどうしても確保できなかった場合には、簡潔かつ誠実に説明することが大切です。
応募者の姿勢や誠意が伝わる対応と一言が、評価を落とさずに済む場合もあります。

<履歴書同封の添え状やメール例>

このたびはお忙しい中、私の応募書類をご確認いただきありがとうございます。
不手際により履歴書の一部に修正履歴が残っておりますことを、お詫び申し上げます。
以後、十分に注意して作成する所存です。何卒ご容赦のほどお願い申し上げます。

また、面接時に面接官から指摘された場合も、素直に「手書きの際に書き損じてしまい、時間の都合で修正跡が残ってしまいました。
今後このようなことがないよう、より丁寧に作成するよう心掛けます」と具体的に謝意を述べることが大切です。

企業側も「完璧な書類」を求めていますが、同時に応募者の正直さや誠実さも見ています。
正しい対処と適切な説明を押さえておくことで、万が一の際も落ち着いて行動ができるでしょう。

まとめ

履歴書の修正履歴を残さないためには、手書きであれば下書きを活用し、修正液や修正テープは使わないこと、パソコン作成時はMicrosoft Wordの変更履歴機能やPDF変換時の表示に十分注意することが重要です。
細かなチェックと丁寧な作業が、応募書類の印象を大きく左右します。
適切な対策で、ミスのない履歴書を提出しましょう。

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