面接の結果待ちは、誰でもそわそわして落ち着かないものです。
しかし、その時間をどう過ごすかで、今後の就職・転職活動は大きく変わります。
この記事では、不安な気持ちを解消し、次の選考準備や自己成長に繋げるための具体的な過ごし方を9つ解説します。
連絡が来ない場合のスマートな問い合わせ方法やNG行動も網羅し、あなたの「待ち時間」を「未来への投資時間」に変えるお手伝いをします。
面接結果を待つ時間はなぜ不安になるのか

面接が終わり、あとは結果を待つだけ。この時間は、多くの求職者にとって精神的に大きな負担がかかるものです。「手応えはあったはずなのに…」「あの質問、もっとうまく答えられたかもしれない…」など、考えれば考えるほど、そわそわして落ち着かない気持ちになるのは当然のことです。
まずは、なぜ私たちが面接結果を待つ間にこれほど不安を感じてしまうのか、その心理的な原因を理解することから始めましょう。原因がわかれば、気持ちが少し楽になり、冷静な対策を立てやすくなります。
結果が自分の力ではコントロールできないから
不安の最も大きな原因は、選考の主導権が完全に企業側に移り、自分では結果をコントロールできない「無力感」にあります。面接で全力を尽くした後は、文字通り「まな板の上の鯉」の状態。どれだけ考えても、祈っても、結果が変わるわけではありません。このように、自分の行動が結果に結びつかない状況は、心理的なストレスを増大させ、ネガティブな思考を呼び起こしやすくなるのです。
合否が今後の人生を大きく左右するから
特に第一志望の企業や、生活を支えるための転職活動である場合、一つの合否通知が今後のキャリアプラン、収入、生活スタイルに大きな影響を与えます。その重要性が高いほど、「もし不採用だったらどうしよう」という未来への心配が大きくなります。この「もしも」の思考が頭の中を何度も駆け巡ることで、不安は雪だるま式に膨らんでいってしまうのです。
面接の出来を客観的に判断できないから
面接中の面接官の反応は、合否を判断する上で必ずしも正確な指標にはなりません。穏やかに頷いてくれていたからといって好印象とは限らず、逆に厳しい質問をされたからといって評価が低いとも限りません。自分の主観的な「手応え」と、企業側の客観的な評価との間には、しばしばズレが生じます。この不確実性が、「もしかしたらダメかもしれない」という疑念を生み、心をかき乱す原因となります。
他の応募者と比較してしまうから
「自分よりもっと優秀な応募者がいたのではないか」「あの場の誰かが採用されるのだろう」と、姿の見えないライバルと比較してしまうことも不安を煽る一因です。特に、集団面接や待合室で他の応募者と顔を合わせた場合、その思いは強くなりがちです。また、SNSで友人や他の求職者の「内定報告」などを見てしまうと、無意識に自分と比べてしまい、焦りや劣等感を感じてしまうことも少なくありません。
これらの不安な気持ちは、多くの人が経験するごく自然な感情です。まずは、ご自身の不安がどのような種類のものかを客観的に捉えてみましょう。
不安の種類 | 具体的な思考の例 |
---|---|
コントロール不能感 | 「もう自分にできることは何もない…」「ただ待つしかないのが辛い」 |
将来への懸念 | 「もし落ちたら、また一から就職・転職活動をやり直さないといけない」 |
自己評価の不確実性 | 「面接官のあの表情はどういう意味だったんだろう?」「あの回答で本当に良かったのだろうか…」 |
他者との比較 | 「きっと自分よりうまく話せた人がいるはずだ」「SNSで内定報告を見て焦る」 |
このように、不安の正体を突き止めることで、少しだけ冷静になれるはずです。大切なのは、この「そわそわする時間」をただ耐えるのではなく、次につながる「成長の時間」に変えていく意識を持つことです。
面接結果の連絡はいつ?一般的な期間の目安
面接が終わると、合否の連絡がいつ来るのか気になって落ち着かないものです。結果連絡までの期間は、企業の規模や採用方針、選考の進捗状況によって大きく異なりますが、一般的な目安を知っておくことで、心の準備ができます。
ここでは、「新卒採用」「中途採用」「アルバイト・パート」の3つのケースに分けて、選考結果の連絡が来るまでの平均的な期間と特徴を解説します。面接時に採用担当者から伝えられた期間が最も正確な情報ですので、まずはそれを基準に考えましょう。
新卒採用の場合
新卒採用の場合、面接結果の連絡は面接後3日~1週間程度が一般的です。ただし、これはあくまで目安であり、選考段階によっても異なります。特に最終面接に近づくほど、社内での慎重な検討が必要になるため、連絡が遅くなる傾向があります。
多くの応募者を同時に選考するため、事務処理に時間がかかることも一因です。また、企業によっては合格者への連絡を優先し、不採用者への連絡は後日まとめて行う、あるいは「サイレントお祈り」と呼ばれる、連絡がないことで不採用を示すケースも残念ながら存在します。
選考段階 | 連絡期間の目安 | 特徴 |
---|---|---|
一次面接・二次面接 | 3日~1週間 | 比較的スピーディーに連絡が来ることが多いです。次の選考日程の調整も兼ねて連絡されます。 |
最終面接 | 1週間~2週間 | 役員承認など社内手続きに時間がかかるため、長くなる傾向があります。内定通知となるため慎重に判断されます。 |
中途採用の場合
中途採用(転職)の場合、面接結果の連絡は面接後1週間~10日、場合によっては2週間程度かかることも珍しくありません。新卒採用よりも期間が長くなる傾向があるのは、即戦力として活躍できる人材かを多角的に評価するためです。
現場の責任者だけでなく、人事部や役員など、複数の関係者間での調整や承認プロセスに時間がかかることが主な理由です。また、他の候補者との比較検討をじっくり行うため、すべての候補者の面接が終わるまで連絡を保留にしているケースもあります。連絡方法は、重要な連絡であるため電話で伝えられた後、メールで正式な通知が来ることが多いです。土日祝日を挟む場合は、その分日数がかかることも考慮しておきましょう。
理由 | 詳細 |
---|---|
社内での慎重な協議 | 配属予定部署の責任者、人事、役員など複数の関係者で合否を検討するため時間がかかります。 |
他の候補者との比較検討 | 複数の候補者の面接がすべて終了してから、総合的に判断する場合があります。 |
採用条件の調整 | 給与や役職などの処遇について、社内で調整を行っている可能性があります。 |
アルバイト・パートの場合
アルバイト・パートの採用面接では、結果連絡は非常にスピーディーなことが多く、当日~3日以内が一般的です。早ければ、面接のその場で採用が決まる「即決」というケースも少なくありません。
これは、採用の決定権が店長や現場の責任者に委ねられていることが多く、また、欠員補充など急募の求人が多いためです。面接時に「○日以内に連絡がなければ不採用と考えてください」と伝えられることもありますので、面接官からの説明をよく聞いておきましょう。連絡は電話で来ることが多いのが特徴です。
もし面接時に結果連絡の時期について言及がなかった場合は、「選考結果は、いつ頃ご連絡いただけますでしょうか?」と面接の最後に質問しておくと、安心して待つことができます。
【目的別】面接結果待ちを有意義にする過ごし方9選

面接結果を待つ間の、あの何とも言えないそわそわした時間。ただ不安に過ごすだけではもったいないです。この時間を「未来への投資」と捉え、合否に関わらず自分を成長させるチャンスに変えていきましょう。
ここでは、あなたの目的別に、結果待ちの時間を有意義に過ごすための具体的な方法を9つご紹介します。
次の選考に備えるための過ごし方
今回の面接が本命だったとしても、万が一の事態に備えておくことは精神的な安定につながります。就職・転職活動を完全にストップせず、次を見据えた準備を進めましょう。
他の企業の選考を進める
結果待ちの間に他の企業の選考を進めておくことで、「持ち駒」が増え、心に余裕が生まれます。もし不採用の連絡が来ても、すぐに次のアクションに移れるため、精神的なダメージを最小限に抑えられます。また、複数の企業を比較検討することで、自分自身のキャリアプランがより明確になるというメリットもあります。
求人サイトで新たな企業を探したり、転職エージェントに相談して別の求人を紹介してもらったりと、活動を継続しましょう。面接の経験を積むこと自体が、あなたの面接スキルを向上させます。
自己分析を深掘りする
面接は、自分自身を客観的に見つめ直す絶好の機会です。面接官からの質問に答える中で、「自分の強みは何か」「仕事において何を大切にしたいのか」といった点について、新たな気づきがあったはずです。その感覚が薄れないうちに、改めて自己分析を深掘りしてみましょう。
これまでのキャリアを棚卸ししたり、モチベーショングラフを作成して自分の価値観を可視化したりするのがおすすめです。面接でうまく答えられなかった質問をきっかけに、自分の経験やスキルを再整理することで、より説得力のある自己PRを組み立てられるようになります。
面接の振り返りを行う
記憶が新しいうちに、受けた面接を詳細に振り返ることは、次の成功確率を格段に上げるための重要なプロセスです。ただ「うまくいった」「ダメだった」と感想で終わらせるのではなく、客観的な事実を記録し、分析しましょう。以下の表を参考に、内容を整理してみてください。
振り返り項目 | 具体的な内容と分析 |
---|---|
質問と回答 | どのような質問をされたか?自分の回答は的確だったか?もっと良い答え方はなかったか? |
成功点・反省点 | 自信を持って答えられた部分、熱意を伝えられたと感じる部分はどこか?逆に、言葉に詰まった、準備不足だったと感じる部分はどこか? |
逆質問 | 用意した逆質問は適切だったか?企業の反応はどうだったか?追加で聞けばよかったことはないか? |
面接官の反応 | 面接官が特に興味を示した話題は何か?表情や相槌から、どのような印象を持たれたと感じるか? |
改善点 | 今回の経験を踏まえ、次回の面接で改善すべき点は何か?(例:企業研究を深める、具体的なエピソードを用意する、話し方を練習する) |
この振り返りを行うことで、自分の弱点を克服し、強みをさらに伸ばすための具体的なアクションプランが見えてきます。
自分を成長させるための過ごし方
結果待ちの時間を、自身の市場価値を高めるための自己投資期間と捉えてみましょう。合否に関わらず、ここで得た知識やスキルはあなたの財産になります。
資格の勉強やスキルアップに励む
応募した職種や業界で役立つ資格の勉強を始めたり、必要なスキルを磨いたりするのに最適な期間です。例えば、IT業界であればプログラミング言語の学習、経理職であれば簿記の資格取得、外資系企業であればTOEICのスコアアップなどが考えられます。オンライン学習サービスや書籍を活用すれば、手軽に学習をスタートできます。たとえ今回の選考でご縁がなかったとしても、身につけたスキルは次の転職活動で強力な武器となるでしょう。
業界に関する情報収集を行う
応募した企業の業界について、より深くリサーチするのも有意義な過ごし方です。業界の最新ニュースやトレンド、競合他社の動向などを調べてみましょう。業界専門誌を読んだり、関連ニュースをチェックしたりすることで、視野が広がり、今後の面接でより深い議論ができるようになります。また、その業界で働く自分の姿を具体的にイメージすることにもつながり、キャリアプランを考える上で役立ちます。
読書で知識をインプットする
読書は、体系的な知識を手軽にインプットできる優れた自己投資です。ビジネス書を読んで仕事の進め方や思考法を学んだり、応募業界に関連する専門書で知識を深めたりするのも良いでしょう。また、あえて仕事とは関係のない小説や教養書を読むことで、新たな視点を得たり、気分転換になったりする効果も期待できます。まとまった時間を確保しやすいこの時期に、じっくりと本の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
不安な気持ちを解消するための過ごし方
結果を待つ間、不安な気持ちになるのは当然のことです。そんな時は、無理にポジティブになろうとせず、一度就職・転職活動から意識を離して心と体をリフレッシュさせましょう。
趣味に没頭してリフレッシュする
「合否のことばかり考えてしまう」という時は、意識的に別のことに集中するのが効果的です。あなたが心から楽しいと思える趣味に没頭する時間を作りましょう。映画やドラマを一気に見る、好きな音楽を聴きながら散歩する、料理に凝ってみる、プラモデル作りに集中するなど、何でも構いません。頭を空っぽにして楽しむことで、張り詰めていた気持ちがほぐれ、リフレッシュできるはずです。
軽い運動で気分転換する
体を動かすことは、気分転換に非常に効果的です。ウォーキングやジョギング、ヨガ、ストレッチなどの軽い運動は、幸福感をもたらす神経伝達物質「セロトニン」の分泌を促し、不安な気持ちを和らげてくれます。近所の公園を散歩するだけでも、気分がすっきりするのを感じられるでしょう。考えが煮詰まった時こそ、一度外に出て体を動かしてみてください。
信頼できる人に相談する
不安な気持ちを一人で抱え込んでいると、どんどんネガティブな思考に陥りがちです。そんな時は、家族や友人、パートナーなど、信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。「面接どうだった?」と聞かれるのがプレッシャーに感じるかもしれませんが、「ただ話を聞いてほしい」と前置きすれば、相手も受け止めやすくなります。自分の気持ちを言葉にして吐き出すだけでも、心が軽くなり、客観的に状況を整理できることがあります。
面接結果待ちの期間にやってはいけないNG行動

面接結果を待つ時間は、期待と不安が入り混じり、つい普段ならしないような行動をとってしまうことがあります。しかし、その行動があなたの評価を下げてしまう可能性もゼロではありません。
ここでは、結果待ちの期間に避けるべき3つのNG行動について、その理由とともに詳しく解説します。
企業へ何度も連絡する
「結果はまだでしょうか?」と問い合わせたい気持ちは痛いほどわかります。しかし、企業から伝えられた連絡予定日を待たずに、何度も電話やメールで催促するのは絶対にやめましょう。採用担当者は、面接だけでなく、他の候補者の選考や通常業務など、多くのタスクを抱えています。度重なる連絡は、担当者の業務を妨げるだけでなく、あなたに対して以下のようなマイナスイメージを与えかねません。
- 自己中心的な人物だと思われる:自分の都合しか考えず、相手の状況を配慮できないと判断される可能性があります。
- 忍耐力がない、落ち着きがないと見なされる:入社後も、プレッシャーのかかる場面で冷静に対応できないのではないかと懸念されるかもしれません。
- ビジネスマナーを理解していないと評価される:約束の期限を守れない、ビジネスにおける適切な距離感を測れないという印象を与えてしまいます。
選考結果が覆ることはありませんが、不要な連絡によって「焦りやすい人」というネガティブな印象が残り、仮に内定が出たとしても、入社後の人間関係にわずかな影を落とす可能性も考えられます。指定された期間は、静かに待つのが賢明です。
SNSでネガティブな発信をする
FacebookやX(旧Twitter)、InstagramなどのSNSでの発信には細心の注意が必要です。近年、採用担当者が候補者の人柄や素性を知るために、SNSをチェックするケースは珍しくありません。たとえ鍵をかけたアカウントであっても、何らかの形で情報が漏れるリスクは常に存在します。
特に、以下のような内容は絶対に投稿しないようにしましょう。
NGな発信内容の例 | 企業側に与える懸念・リスク |
---|---|
「〇〇社の面接官、感じ悪かったな…」 「最終面接、圧迫気味で最悪だった。」 | 企業や社員への誹謗中傷と受け取られます。批判的な性格や、入社後に不満を外部に漏らすリスクを懸念されます。 |
「面接でこんなこと聞かれた!〇〇って答えたけど、あれで良かったのかな…」 | 面接の具体的な内容を外部に漏らす行為は、情報管理能力の欠如と見なされます。守秘義務を守れない人物というレッテルを貼られかねません。 |
「もう1週間も連絡ない。絶対落ちたわ…」 「どうせ不採用だろうし、もうどうでもいいや。」 | 志望度が低い、あるいは精神的に不安定な人物という印象を与えます。ストレス耐性が低いと判断される可能性もあります。 |
あなたの何気ない一言が、選考の最終判断に影響を与えることもあり得ます。不安な気持ちを吐き出したい場合は、SNSのような公の場ではなく、家族や親しい友人など、信頼できる相手に直接話すようにしましょう。
他の就職・転職活動を完全に止めてしまう
面接の手応えが良く、「この会社に絶対に入社したい」という気持ちが強いほど、他の企業の選考活動を止めてしまいたくなるかもしれません。しかし、これは非常にリスクの高い行動です。結果待ちの期間も、就職・転職活動は継続することをおすすめします。
活動を止めてしまうことのデメリットは主に2つあります。
- 不採用だった場合のダメージが大きい:
万が一、期待していた企業から不採用の連絡が来た場合、「すべてがゼロに戻ってしまった」という精神的なショックは計り知れません。そこから再び企業を探し、応募の準備を始めるのには時間もエネルギーも必要となり、活動の空白期間が長引いてしまう恐れがあります。 - 比較検討の機会を失う:
もし無事に内定を得られたとしても、他に選択肢がない状態では、その企業が本当に自分にとってベストな選択なのかを冷静に判断するのが難しくなります。複数の内定先を比較検討することで、給与や待遇、企業文化などを客観的に見極め、より納得感のある決断を下すことができます。
「この一社に賭ける」という姿勢は熱意の表れですが、就職・転職活動においては、常にリスクヘッジを意識することが重要です。結果を待つ間も、気持ちを切り替え、他の企業の選考準備や情報収集を並行して進めていきましょう。それが心の余裕にも繋がります。
面接結果の連絡が来ない…スマートな問い合わせ方法と例文
面接時に伝えられた期間を過ぎても連絡がないと、「不採用だったのだろうか」「何か手違いがあったのでは」と不安になりますよね。しかし、企業側にも選考が長引いている、多くの応募者を対応していて連絡が遅れているなど、様々な事情があります。やみくもに連絡するのは避け、適切なタイミングと方法でスマートに問い合わせることが大切です。
ここでは、企業の採用担当者に好印象を与えつつ、選考状況を確認するための具体的な方法と例文をご紹介します。
問い合わせる前に確認すべきこと
問い合わせの電話やメールを送る前に、まずはご自身の状況を再確認しましょう。基本的な確認漏れが原因であることも少なくありません。以下の4つのポイントをチェックしてみてください。
- 面接時に伝えられた連絡予定日
面接の最後に、採用担当者から「結果は1週間以内にご連絡します」といったように、連絡時期の目安を伝えられていないか思い出してみましょう。もし伝えられた期日を過ぎていないのであれば、もう少し待つのが賢明です。 - 求人票や募集要項の記載
応募した企業の求人票や採用サイトの募集要項に、「選考には2週間程度かかります」「合格者の方にのみご連絡します」といった記載がないか、もう一度確認してみてください。 - 迷惑メールフォルダの確認
企業からの連絡メールが、お使いのメールソフトの設定によって自動的に迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうケースは意外と多くあります。見落としがないか、必ず確認しましょう。 - 着信履歴や留守番電話の確認
企業の代表電話や採用担当者の携帯電話など、知らない番号から着信がなかったか、着信履歴を遡って確認します。また、メッセージが留守番電話に残されている可能性もあります。
問い合わせに適したタイミング
問い合わせ前の確認をしてもなお連絡がない場合、いよいよ企業への連絡を検討します。しかし、タイミングを間違えると「せっかちな人だ」という印象を与えかねません。問い合わせに最適なタイミングは以下の通りです。
面接時に伝えられた連絡予定日の翌営業日以降
例えば「1週間以内に連絡します」と言われた場合、面接日から土日祝日を除いた7営業日を過ぎた後が目安です。
連絡予定日が伝えられなかった場合、面接日から10営業日〜2週間後
特に期日の指定がなかった場合は、一般的な選考期間を考慮し、少し長めに待ってから連絡するのがマナーです。面接から2週間(10営業日)程度経過した頃を目安にすると良いでしょう。
また、連絡する時間帯にも配慮が必要です。始業直後や終業間際、お昼休憩の時間帯(12時〜13時)は担当者が不在だったり多忙だったりする可能性が高いため避け、企業の就業時間中である午前10時〜12時、または午後14時〜16時頃に連絡するのがおすすめです。
【手段別】問い合わせメール・電話の例文
問い合わせ方法は、担当者の時間を拘束しないメールが基本です。メールを送ってから2〜3営業日経っても返信がない場合に、電話で連絡してみましょう。いずれの場合も、結果を催促するのではなく、あくまで「選考状況の確認」という謙虚な姿勢で臨むことが重要です。
メールでの問い合わせ例文
メールは、用件が文面として残るため、担当者も落ち着いて確認・対応ができます。件名だけで誰からのどんな要件かが分かるように工夫しましょう。
項目 | ポイント |
---|---|
件名 | 「選考結果に関するお問い合わせ(氏名)」のように、用件と氏名が一目でわかるように記載する。 |
宛名 | 会社名、部署名、担当者名を正式名称で正確に記載する。担当者名が不明な場合は「採用ご担当者様」とする。 |
本文 | まず面接のお礼を述べ、催促と受け取られないよう、丁寧かつ謙虚な表現で選考状況を伺う。 |
署名 | 氏名、住所、連絡先(電話番号・メールアドレス)を忘れずに記載する。 |
【メール例文】
件名:選考結果に関するお問い合わせ(山田 太郎)
株式会社〇〇
人事部 採用ご担当 鈴木様
お世話になっております。
〇月〇日(〇曜日)に、〇〇職の面接をしていただきました山田太郎と申します。
その節は、お忙しい中貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
面接の際に、〇日以内に結果をご連絡いただけると伺っておりましたが、
その後いかがでしょうか。
大変恐縮なのですが、選考の進捗状況をお伺いしたく、ご連絡いたしました。
お忙しいところ大変申し訳ございませんが、結果連絡のおおよその時期だけでも
ご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
—
山田 太郎(やまだ たろう)
〒123-4567
東京都〇〇区〇〇1-2-3
電話番号:090-1234-5678
メールアドレス:yamada.taro@example.com
—
電話での問い合わせ例文
電話は相手の時間を直接いただくことになるため、メール以上に配慮が必要です。事前に話す内容をメモにまとめ、簡潔に用件を伝えられるように準備しておきましょう。
項目 | ポイント |
---|---|
時間帯 | 始業直後(9時台)、昼休み(12時〜13時)、終業間際(17時以降)など、企業の忙しい時間帯は避ける。 |
場所 | 電波状況が良く、周囲の雑音が入らない静かな場所でかける。 |
事前準備 | 質問したいことや伝えるべきことをまとめたメモ、スケジュール帳、筆記用具を手元に用意しておく。 |
話し方 | 相手に聞き取りやすいよう、焦らず、ハキハキと落ち着いた声で話すことを心がける。 |
【電話例文】
あなた:「お忙しいところ恐れ入ります。私、〇月〇日に〇〇職の採用面接を受けさせていただきました、山田太郎と申します。人事部の鈴木様はいらっしゃいますでしょうか。」
(担当者に取り次がれる)
担当者:「お電話代わりました、鈴木です。」
あなた:「お世話になっております。〇月〇日に面接をしていただきました山田太郎です。ただいま、少々お時間よろしいでしょうか。」
担当者:「はい、大丈夫ですよ。」
あなた:「先日はお忙しい中、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。大変恐縮なのですが、その後の選考状況についてお伺いしたく、お電話いたしました。結果のご連絡は、いつ頃いただけますでしょうか。」
(担当者からの回答)
あなた:「承知いたしました。お忙しいところご対応いただき、ありがとうございました。それでは、失礼いたします。」
このように、問い合わせはあくまで低姿勢で、相手の状況を気遣う一言を添えることが大切です。丁寧な対応を心がけることで、万が一連絡が行き違いになっていた場合でも、スムーズに状況を確認することができるでしょう。
まとめ
面接結果を待つ時間は、不安や焦りが募りがちですが、過ごし方次第で貴重な自己成長の時間に変えられます。
本記事で解説したように、面接の振り返りや他の選考準備、スキルアップなど、主体的に行動することが重要です。
結果に一喜一憂して立ち止まるのではなく、この期間を自分を磨くための好機と捉えましょう。
NG行動は避け、万が一連絡が来ない場合は適切なタイミングでスマートに問い合わせることで、次のステップへ自信を持って進むことができます。
