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【職務経歴書の成果アピール文例特集】実際に内定獲得につながった成功事例を公開

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職務経歴書の成果アピール文の書き方や具体例を知りたい方必見。
この記事では企業が重視するポイントや職種別の成功事例を多数紹介し、内定獲得へつながる実践的なアピール方法と文例を徹底解説します。
自分らしい強みがしっかり伝わる職務経歴書作成の決定版です。

目次

職務経歴書で成果をアピールする重要性とポイント

アピールのイメージ

転職活動や中途採用選考において、職務経歴書はご自身の経験やスキルを伝える最重要書類です。
その中でも「成果アピール」は応募先企業に自分の強みや能力を具体的に伝える役割を果たします。
企業が求めるのは、経験そのものよりも「どのような成果を出してきたか」「企業にどのような貢献ができるか」という点です。
成果を的確にアピールすることで、選考通過率や面接のお声がかかる確率は大きく向上します。

企業が重視する成果アピールの意味

多くの企業の人事担当者や採用責任者は、応募者の経歴を「自社にどのようなメリットがあるか」「求める人物像に合致するか」という観点から評価しています。
単なる業務の説明ではなく、明確な成果を示すことで「再現性」や「主体性」「課題解決能力」など、企業が求める資質を伝えることができます。
以下の表では、企業が職務経歴書における成果アピールでチェックする主なポイントをまとめています。

チェックポイント具体例
客観性・再現性数値や具体的な指標による成果の説明
自社への貢献性応募ポジションに近い経験・成果のアピール
問題解決力課題発見から解決、実現までのプロセス
リーダーシップ・協働性チーム内での役割、周囲への影響力
成長志向自己成長や新規スキル習得に取り組んだ実績

成果の種類と定量・定性の違い

「成果」と一口に言っても、アピールできるポイントは人によって異なります。
主には定量的成果と定性的成果に分けられます。定量的成果は、売上額・契約件数・コスト削減率など数値で示せる実績であり、採用担当者が客観的に比較しやすい特徴があります。
一方、定性的成果は、業務改善の工夫・課題解決・お客様からの高評価・プロジェクトへの貢献など、数字に表れにくい部分です。
どちらもバランスよくアピールすることで、より説得力が増します。

成果の種類代表的な例
定量的成果売上20%増加、業務効率化により年間200時間削減、顧客満足度90%達成など
定性的成果チームワーク向上、マニュアル作成による業務標準化、新人育成プロジェクト成功など

職種別に求められる成果の特徴

職種によってアピールすべき成果や、選考官が重視するポイントは異なります。
例えば営業職では売上や顧客開拓件数などの数字が重視され、事務職や総務職では業務効率化や働きやすさの向上といったプロセス改善が評価されます。
エンジニアやIT職ではシステム開発や運用保守への貢献、販売やサービス職では顧客満足度やクレーム対応などが成果となります。
自身の職種で評価されやすい成果の特徴を認識したうえで、職務経歴書に記載することが重要です。

職種アピールしやすい成果例
営業職売上/契約件数アップ、新規顧客獲得、営業目標達成率、シェア向上
事務職・総務職業務効率化、コスト削減、社内制度の改善、新人育成・サポート
エンジニア・IT職システム開発・導入、品質向上、トラブル防止、後輩指導
販売・サービス職顧客満足度向上、クレーム件数減少、店舗売上増加、スタッフ教育

成果アピールのための書き方・構成法

SAR・STAR法による成果の伝え方

職務経歴書で成果を的確に伝えるためには、「SAR法」「STAR法」といったフレームワークを活用することが有効です。
これらは、伝えたい内容を論理的・簡潔にまとめるための手法として、多くの日本企業の採用担当者が重視しています。

フレームワーク各要素の意味記載例
SAR法
  • S(Situation):状況、背景
  • A(Action):自分の行動
  • R(Result):結果・成果
「新規顧客が減少していた(S)ため、テレアポ施策を導入(A)し、前年比120%の新規契約を獲得(R)」
STAR法
  • S(Situation):状況
  • T(Task):課題
  • A(Action):行動
  • R(Result):結果
「業務フローの非効率性が課題(S,T)となり、システム導入を提案・推進(A)。作業時間を30%短縮(R)に成功」

これらのフレームワークを意識することで、単なる作業報告ではなく、どのような課題にどう立ち向かい、どのような成果を導き出したのかを明確に描写できます。

数字や根拠を使った具体的な表現

成果をアピールする際は、抽象的な表現ではなく、数値や根拠を盛り込んで具体化することが重要です。
「売上を向上させた」ではなく、「売上を前年比20%増加させた」「1日100件の問い合わせ対応を実施した」といった具合に、成果・実績を客観的なデータや事実で示してください。

数値化が難しい場合でも、「100社中トップ5に選出」「お客様アンケートで満足度90%を獲得」「業務プロセスを標準化し、属人化を防止」など、業界や職種で一般的に認知されている指標を使うと分かりやすくなります。

良い例改善が必要な例ポイント
売上を前年比15%向上売上を伸ばした何%か、どれほどかを明記する
5名のチームをまとめ、納期短縮を実現リーダー経験があるチーム規模や実現したことを示す
業務フロー見直しで月間20時間の工数削減効率化に取り組んだ数値や具体的な効果を盛り込む

具体的な裏付けがある表現は、信頼性が高く採用担当者に伝わりやすくなります。
根拠や成果の数値は、企業ごと・職種ごとに重視される指標が異なるため、応募先のニーズに合わせて表現を工夫しましょう。

NG例と好印象を与えるポイント

成果アピールには「伝わるコツ」と「避けたいNG表現」があります。
以下に、NG例と好印象を与えるポイントをまとめます。

NG例問題点好印象に変えるためのポイント
チームで頑張りました自分の役割や成果が曖昧「自分が担った役割」「自分が主導した施策」を明記
業務をミスなくこなしました具体性・エピソードが不足SARやSTAR法を用い、背景や行動、成果を示す
表彰や昇進などの結果だけを列挙結果までのプロセスが見えないどのような課題や行動がきっかけとなったのかを記載
マイナス要素を強調しすぎるネガティブな印象課題や失敗から得た学びや工夫、成長点を伝える

また、成果だけでなく「なぜそれをやろうと考えたか」「困難をどう乗り越えたか」「その結果、周囲や会社にどんな好影響をもたらしたか」など、ストーリー性や再現性が感じられるアピールが好印象につながります。
採用担当は「この人なら自社でも活躍できそうか」「業務目標達成に貢献してくれそうか」を知りたいので、自分らしさや再現性を意識して記載しましょう。

職種別 職務経歴書の成果アピール文例集

職種のイメージ

この章では、主要な職種ごとに、企業が評価しやすい成果のアピール文例を詳しく紹介します。
求められるアウトカムや表現方法は職種ごとに異なるため、具体的な数字や成果指標、業務プロセスの改善、顧客満足度向上など、それぞれの特徴を押さえつつ、自身のご経歴に合わせてアレンジできる実践的なサンプルを掲載します。

営業職 成果アピール文例

売上・契約件数アップの事例

具体的な成果アピール文例工夫・取り組み
売上140%達成前年度比140%の売上を達成し、部門トップの成績を収めました。顧客ごとの提案内容を最適化し、定期的なフォローでリピート契約を促進。
契約件数30件増加1年間で新規契約件数を前年比+30件に拡大しました。ターゲット選定の見直しやクロージング力の強化に注力。

新規顧客開拓・シェア拡大の事例

具体的な成果アピール文例工夫・取り組み
新規顧客獲得20社新規開拓により、半年間で20社の継続取引を実現しました。市場調査に基づくターゲティングと積極的な訪問営業を実行。
エリアシェア15%向上担当エリア内のシェアを前年比より15%高めました。競合分析と自社商品の強みを活かした提案戦略を構築。

事務職・総務職 成果アピール文例

業務効率化・コスト削減の事例

具体的な成果アピール文例工夫・取り組み
業務時間30%短縮Excelマクロ導入により、毎月の集計業務時間を従来比で30%削減しました。既存フローの課題点を洗い出し、自動化ツールを自作して導入。
年間コスト120万円削減備品管理方法を見直し、年間で120万円のコスト削減に貢献。発注フローの再設計と在庫適正化による無駄な発注の抑制。

プロジェクトのサポート実績事例

具体的な成果アピール文例工夫・取り組み
全社イベント運営200名規模の全社イベントをスムーズに運営し、アンケート満足度95%を獲得しました。事前準備の徹底と各部署との調整力でトラブルゼロを実現。
プロジェクト進捗管理営業部の新規システム導入プロジェクトで、納期遵守率100%の維持に貢献。進捗表管理とチーム間の情報共有を円滑に行った。

エンジニア・IT職 成果アピール文例

システム開発・運用改善の事例

具体的な成果アピール文例工夫・取り組み
新システム開発プロジェクト完遂プロジェクトリーダーとして基幹システムの刷新を指揮し、予定より2週間早く納品。要件整理とメンバーのタスク進捗管理を徹底。
運用工数50%削減既存システムの自動化を進め、運用工数を半分に削減しました。プログラム改修とマニュアル整備を両輪で実施。

チームリーダー・後輩指導の事例

具体的な成果アピール文例工夫・取り組み
新メンバー立ち上げ新卒エンジニア3名を6か月で一人前に育成し、全員が定着しました。教育プログラムを独自設計し、個別面談でサポートを強化。
開発チームの成果最大化5名チームで目標達成率120%を実現し、プロジェクト表彰を受賞。メンバー間の知見共有と進捗管理の徹底に注力。

販売・サービス職 成果アピール文例

顧客満足度向上・クレーム削減の事例

具体的な成果アピール文例工夫・取り組み
顧客満足度向上15pt接客改善により店舗顧客満足度調査のスコアを前年より15ポイント向上。ヒアリングを元に応対フローを見直し、スタッフ研修を実施。
クレーム件数半減クレーム対応マニュアルを策定し、クレーム件数を前年比50%削減。定期的なフィードバック会議と応対力強化。

店舗運営・売上アップの事例

具体的な成果アピール文例工夫・取り組み
月間売上120%達成担当店舗での月間売上を前年度同月比で120%達成。売れ筋商品のピックアップとSNSでの販促企画を展開。
在庫ロス30%削減在庫管理方法を見直し、ロス率を30%削減しました。POSデータの分析と適正在庫管理の徹底。

実際に内定獲得につながった成果アピールの成功事例

この章では、実際に職務経歴書に成果アピールを記載し、内定を獲得した事例を具体的に紹介します。
大手企業・第二新卒・管理職など多様な立場での成功例を参考に、ご自身の経歴書作成に役立ててください。

大手企業への転職成功者の職務経歴書実例

大手総合商社への営業職転職を実現したAさんは、自己流ではなく数値や根拠を提示して成果を伝えました。
以下は実際に用いた成果アピール文例とそのポイントをまとめたものです。

職種ポイント実際の記載文例成果
法人営業売上数値の具体化 / 業務改善の効果新規法人顧客開拓に注力し、半年間で20社以上の新規契約を獲得。既存営業方法を見直し、1案件あたりの平均受注単価を前年比120%に押し上げることに成功しました。新規受注件数20社増、平均受注単価1.2倍
企画営業社内外の調整力/プロジェクト推進力社内外5部門と連携し、課題特定と解決施策を主導。結果、主要クライアントからの年間受注金額を1.5倍に増加。主要クライアント売上1.5倍

定量的な成果数値と、自身の関わったプロセスを明確に記載することで、第三者でも成果がイメージしやすい内容にしています。

第二新卒・未経験から内定獲得したアピール例

未経験業界への転職に成功したBさんは、ポテンシャルや取り組み姿勢を成果につなげて表現しました。
自己PRでは「過去の経験をどう活かし、どんな成果を出したか」を重要視しました。

活動内容成果アピール文例アピールポイント
アルバイト(販売)接客指導の担当を任され、新人スタッフ10名以上の研修プログラムを作成・運用。結果、スタッフ定着率が約95%まで向上。育成力・指導力・定着率向上
サークル活動学生団体のイベント企画・集客責任者としてSNS発信を強化し、前年比150%の集客を実現。企画力・行動力・情報発信の工夫

職務に直結しない経験であっても「過程と成果を数字で表現」することで高い評価につながりました。

管理職・マネージャー層の成功アピール文例

マネージャー層のCさんは、チーム全体の成果を明確にし、リーダーシップとマネジメント力の双方を伝える記載を心掛けました。
特に人材育成や組織改善による成果を重点的に示しています。

ポジションアピールポイント実際の記載文例成果
営業部課長チーム育成・目標達成率10名のチームを率い、個別フォロー面談や戦略見直しを実施。半期ごとの目標達成率を60%から95%に改善。うち2名が社内表彰を獲得。目標達成率95%、社内表彰2名輩出
総務マネージャー業務プロセス改善/コスト削減バックオフィス業務を見直し、ペーパーレス化推進とシステム導入。業務時間を月75時間削減、コスト年間120万円削減を実現。業務時間75時間削減、コスト120万円削減

「成果の範囲」「根拠」「再現性」を明確にすることで、管理職としてのアピール度が向上し、大手企業や外資系企業での内定に結びつきました。

職務経歴書の成果アピールでよくある質問と回答

成果が数字で表しにくい職種の場合

職務によっては、営業職のように売上や件数といった明確な数値で成果を示すことが難しい職種もあります。
そのような場合は、業務改善やプロジェクト推進、同僚やお客様からの評価など、定性的な評価や具体的なエピソードを盛り込むことで成果をアピールできます。
例えば「業務フローの見直しにより担当業務のリードタイムを短縮」「クレーム対応力が評価され、お客様アンケートで満足度向上に貢献」など、事実に即した内容を心がけましょう。

成果が数字で表しにくい時のアピール例ポイント
「マニュアル作成により新入社員の早期戦力化を実現」プロセスや変化、周囲の評価も詳細に記載
「受付窓口にて、クレームが前年比○件減少」少しでも数字や変化があれば必ず盛り込む
「顧客からの信頼獲得により、契約更新率が高まった」評価・信頼・リピート等の成果もアピール材料

チームでの成果をどのように書くべきか

大規模プロジェクトやチームで取り組む仕事では、個人の成果とチームの成果が混在することがあります。
その場合は、まずチーム全体の目的・成果と自分が担った具体的な役割や貢献を明確に記載しましょう。
チームリーダーであればマネジメント力や調整力、メンバーとして取り組んだ場合は自分が果たした役割や工夫点、課題解決のための主体的な行動などがアピールポイントとなります。

チーム成果の伝え方例記載時のポイント
「10名規模のプロジェクトで進捗管理を担当し、納期厳守に貢献」チームの成果+自分の貢献内容を明確に
「メンバー間の意見を調整し、目標達成率120%の実績に貢献」調整・支援など主体性の見えるアピールが効果的
「新人教育を担当し、早期戦力化に寄与」育成やサポート、裏方の貢献も積極的にアピール

職務経歴が浅い場合のアピール法

新卒や第二新卒など職務経歴が浅い場合でも、自分なりに取り組んだ工夫や成長した点を具体的に示すことが大切です。
例えば「OJT期間中に習得したスキル」「ミスを減らすために工夫した業務フロー」など、小さな成功体験や周囲から評価されたエピソードを盛り込んで書きましょう。
また、学ばせてもらった内容や自己成長のプロセスもアピールするポイントとなります。

職務経歴が浅い場合のアピール例意識すべきポイント
「入社3カ月で1人立ちし、月次報告業務を正確に遂行」早期習得・着実な成長をアピール
「クレーム対応を通じて、お客様対応力を身につけた」エピソードによる成長・学びを強調
「OJT指導を効率化するための簡易マニュアルを作成」自主的な取り組みや改善を積極的に記載

まとめ

職務経歴書での成果アピールは、内定獲得に直結する重要な要素です。営業職や事務職、ITエンジニア、販売職など、それぞれの職種で求められる成果やアピールポイントを的確に押さえ、SAR・STAR法や数値データを効果的に活用しましょう。
定量・定性の両面から実績を伝えることで、採用担当者に強い印象を残すことができます。

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