履歴書の正しい書き方が分からない、合格率を上げる履歴書記入例の見本を探している方へ。
本記事では、マイナビやリクナビなど公式フォーマットを含む履歴書テンプレートを無料ダウンロードでき、書き方のコツや企業が重視するポイントもわかりやすく解説します。
即実践できる記入例で、書類選考通過を目指しましょう。
履歴書の基本とは

履歴書が求められる目的
履歴書は、応募者の経歴や人物像を企業が客観的に把握するための重要な書類です。
主に採用担当者が面接前に応募者を選考する際の判断材料となります。
履歴書に記載された情報は、応募者自身の学歴・職歴、資格、志望動機などを明確に伝えることで、企業が求める人物像に合致しているかどうか確認されます。
また、履歴書はビジネスマナーや文章の正確性、誤字脱字の有無などから、応募者の社会人としての基本的な能力や人柄まで評価される場合もあります。
そのため、丁寧かつ正確に記入されていることが求められます。
履歴書に含めるべき主な項目
履歴書には、下記のような基本的な情報を記入する必要があります。
これらは日本全国で共通して求められる項目であり、各企業が独自に指定する様式でもほとんどの場合で含まれています。
項目名 | 内容 | 記入時のポイント |
---|---|---|
氏名・ふりがな | 応募者の正式な氏名(漢字・カタカナ)と、ふりがなまたはフリガナ | 戸籍と同じ漢字で記載。読み方間違いのないよう注意 |
生年月日 | 西暦または和暦で日付を記入 | 履歴書全体で年代表記を統一。正確な年齢も記載 |
住所・連絡先 | 現住所と電話番号、メールアドレス | 郵便番号も忘れず記入。連絡が取れる連絡先を明記 |
写真 | 証明写真(縦4×横3cmが一般的) | 3ヶ月以内に撮影したもの。清潔感を意識する |
学歴・職歴 | 最終学歴およびこれまでの職務経歴 | 入学・卒業年月、会社名・在籍期間を正確に記載 |
資格・免許 | 取得した国家資格や運転免許など | 正式名称で記入。取得年月も忘れずに |
志望動機 | その企業や職種を選んだ理由 | 企業ごとに具体的に記入。オリジナリティを意識 |
自己PR | 自分の強みや長所、アピールポイント | 実体験や数字を交えて説得力を持たせる |
本人希望欄 | 勤務地・職種・働き方・給与などの希望 | 基本的に「貴社規定に従います」と書くことが無難 |
日付・印鑑 | 提出日の日付、署名の印鑑 | 提出日前日または当日を記載。印鑑欄があれば押印 |
履歴書は記載する内容を間違いがないように正確かつ丁寧に書くことが、第一印象を良くし、採用担当者に信頼感を与えるための第一歩となります。
既定のフォーマットで基本項目を網羅することが、書類選考通過のための重要なポイントです。
履歴書の記入例とダウンロード見本
見本ダウンロードのメリット
履歴書の記入見本やテンプレートをダウンロードして活用することで、正しい形式や書き方を簡単に把握できるだけでなく、最新の企業ニーズに適したフォーマットを選べます。
自分で一からレイアウトを作成する手間が省け、時間の節約にもなります。
また、見本を参考にすることで、記載漏れや不適切な表現の防止にもつながります。
特に初めて履歴書を作成する方や、久しぶりに書く方にとっては大きな安心材料となるでしょう。
記入例が参考になるポイント
履歴書の記入例には、実際に使える具体的な文例や記載レイアウトが含まれています。
特に下記のポイントで参考になります。
項目 | 参考になる理由 |
---|---|
氏名・連絡先 | 正しい位置や記入例を見て、誤字や漏れを防げる |
学歴・職歴欄 | 日付や校名・会社名の正しい書き方の見本になる |
志望動機・自己PR | 書き出し方や具体的なアピールポイントの文例が参考になる |
免許・資格欄 | 正式名称・取得年月の記載方法が分かる |
写真欄 | 写真サイズや貼り付け位置の確認ができる |
このように、各項目ごとにポイントをおさえて正しく記入できるようになります。
PDF・Word・Excelフォーマットの違いと選び方
履歴書のフォーマットには、PDF、Word(ワード)、Excel(エクセル)などの形式があります。
利用シーンやご自身の作成環境にあわせて最適なものを選びましょう。
フォーマット | 特徴 | おすすめするケース |
---|---|---|
フォーマットの崩れがなく、印刷もきれい。手書き記入推奨 | 手書きで記入する場合、フォントやレイアウトを保ちたい場合 | |
Word | パソコン入力がしやすく、修正や編集が簡単 | パソコンで作成・入力し、メール添付やオンライン提出する場合 |
Excel | 表組みのレイアウト調整が簡単。データ入力向き | 見出しや項目の編集をしたい場合、自分の書きやすい様式を作りたい場合 |
フォーマットは応募先企業の指定がない場合、ご自身が一番使いやすいものを選んで問題ありません。
ただし、PDFは内容の修正が難しいので、パソコン入力後にPDF保存する方法もおすすめです。
企業によっては指定フォーマットが存在する場合もあるため、応募要項をよくご確認ください。
履歴書の正しい書き方ガイド
氏名・生年月日・住所の記入のコツ
履歴書の基本項目は、正確かつ丁寧に記入することが非常に重要です。氏名は戸籍上の表記で、漢字とフリガナ(カタカナ)が求められている場合は必ず両方記載しましょう。
生年月日は西暦・和暦の指定がある場合に注意し、統一された書式で記入します。
住所は都道府県から建物名・部屋番号まで略さず正確に記入し、郵便番号も忘れずに書きましょう。
番地などに「〃」や「同上」を使うのは避け、正確に書きましょう。
学歴・職歴欄の正しい記載方法
学歴欄は、中学校卒業または高等学校入学から記入するのが一般的です。正式な学校名(「○○市立」や「学校法人○○学園 ○○高等学校」など)を省略せず書きましょう。
大学・短大・専門学校の場合は学部や学科名まで明記してください。
年月は入学・卒業・入社・退職のタイミングで分け、必ず「入学」「卒業」「入社」「退職」と付記します。同じ会社で所属部署が変わった場合は異動も記載しましょう。
記載例 | ポイント |
---|---|
2017年4月 東京都立○○高等学校 入学 | 「年」「月」を省略せず記入 |
2020年3月 東京都立○○高等学校 卒業 | 省略せず卒業年月を書く |
2020年4月 株式会社○○ 入社 | 会社名も正式名称で |
2023年3月 一身上の都合により退職 | 退職理由は「一身上の都合により退職」とする |
志望動機や自己PR欄の書き方例
志望動機や自己PRは、応募企業に合わせて具体的に書くことが重要です。
自分のこれまでの経験やスキルをどう活かせるか、どんな貢献ができるかを明確に伝えましょう。
企業理念や仕事内容に沿った内容にすると、熱意が伝わりやすくなります。
企業が注目するアピールポイント
企業が注目するのは「即戦力となるスキル」「コミュニケーション能力」「主体性」「チームワーク」「課題解決力」などです。
具体的なエピソードや数字を交えてアピールすると説得力が高まります。
たとえば、「前職で営業成績が前年比120%を達成した」「学生時代にサークルのリーダーとして15名をまとめた」など、実績を具体的に説明しましょう。
避けたいNG表現
「御社で勉強させていただきたい」「何事にも全力で頑張ります」など抽象的・受け身な表現は評価が下がる場合があります。
また、「御社の業務に興味があります」だけで終わらせるのも避け、なぜ興味があるのか、どのように貢献できるのかを明記すると良いでしょう。誤字脱字にも要注意です。
写真の貼り方・選び方
履歴書に添付する証明写真は、3ヵ月以内に撮影したものを使用しましょう。
サイズは一般的に縦40mm×横30mmです。スーツ着用で、髪型は清潔感を意識し、背景は無地(白や薄いブルー)が望ましいとされています。
写真は専用の糊やテープでしっかりと貼り付け、裏面には氏名と撮影日を記入しておくと安心です。
印鑑や日付の入れ方
履歴書には日付欄があり、これは提出日もしくは郵送日を記入するのが一般的です。
履歴書を提出する日を確認し、最新の日付を記入しましょう。
印鑑欄がある場合は、シャチハタではなく朱肉を使って押印します。
まっすぐブレずに押すこと、インクの濃淡が均等になるよう注意しましょう。
パソコンで作成する場合は印鑑が不要な場合が多いですが、企業の指示に従いましょう。
履歴書作成でよくある質問と注意点

手書きとパソコン作成どちらが有利か
履歴書は手書き・パソコン作成のどちらでも一般的には問題ありませんが、応募先の企業や業界によって好まれる形式が異なります。
たとえば、事務職やIT業界ではパソコン作成の履歴書が一般的ですが、接客業や伝統的な企業では手書きを重視する傾向があります。
企業から指定がある場合は必ず従いましょう。
手書きの場合は文字の丁寧さや誤字脱字の有無も評価対象となりますので、清書の前に下書きを行いましょう。
パソコン作成の場合は、見やすい書体(明朝体やゴシック体)・適切なフォントサイズを使用し、体裁が整っているか確認しましょう。
項目 | 手書き | パソコン作成 |
---|---|---|
メリット | 熱意や誠実さが伝わりやすい | 作成・修正が簡単、書式統一しやすい |
デメリット | 誤字脱字の修正が手間 | 手書き重視の企業には不向き |
おすすめ職種 | 接客・販売、伝統的な業界 | 事務・IT・デジタル業界 |
空欄や修正テープの取り扱い
履歴書は空欄をなるべく作らないことが基本です。未記入の項目があると「意欲がない」と判断されてしまう場合があります。
やむを得ず記入できない項目には「特になし」や「なし」と記入し、空白部分が目立たないようにしましょう。
修正テープや修正液を使うことは避けてください。
訂正が必要な場合は新しい用紙に一から書き直すのが一般的なマナーです。
パソコン作成の場合もしっかりと内容を確認し、誤字脱字を修正しましょう。
ケース | 適切な対応方法 |
---|---|
資格・免許欄が空欄 | 「特になし」と記入 |
修正が必要になった場合 | 新しい履歴書に書き直す |
欄外にメモ書き | 不要。清書で丁寧に仕上げる |
未経験業種への応募の場合の工夫
未経験業種に応募する際は、「これまでの経験やスキルをどう活かせるか」「新しい分野で学ぶ意欲があること」を前向きにアピールしましょう。
志望動機や自己PR欄では、業界に対する理解やリサーチ力、チャレンジ精神を示すことで積極性が伝わります。
資格取得や自主的な学習、ボランティア経験なども効果的です。
また、これまでのアルバイトや前職で培った社会人の基礎力(コミュニケーション能力、チームワーク、責任感など)がどのように活かせるかを具体的に記述しましょう。
職歴欄には、キャリアチェンジの理由も簡潔に記載し、ネガティブな印象を与えないように配慮しましょう。
ポイント | 具体的な記入例 |
---|---|
志望動機 | 「未経験ですが、前職で培った接客経験を活かし…」 |
強みのアピール | 「コツコツと目標に向かい努力する姿勢があります」 |
キャリアチェンジ理由 | 「新たな分野で自分の可能性を広げたく志望しました」 |
履歴書の記入例見本を利用した合格率アップのコツ
アピール度が上がる履歴書の書き方
履歴書の記入例見本を活用することで、自分の強みを最大限に伝えることができます。
具体的には、応募する企業や職種に合わせて記入内容をカスタマイズすることが重要です。
志望動機や自己PRは、汎用的な文章では採用担当者の印象に残りません。
見本を参考にしつつ、自分の経験やスキルが企業の求める人物像にどのように一致するかを具体的に書きましょう。
数字や実績を交えてアピールポイントを表現すると、説得力が増します。
また、見本の記載例に従って、読みやすい文章構成や段落ごとの分かりやすい書き方を心がけましょう。
誤字脱字や表現の曖昧さを避け、簡潔かつ明瞭に自分を表現することが重要です。
特に自己PR欄では、前向きな表現を用いて自信をアピールし、応募先でどのように活躍できるかを伝えることが採用率アップにつながります。
ポイント | 実践方法 |
---|---|
志望動機の明確化 | 企業独自の特長や社風に合わせて具体的に記入 |
自己PRの差別化 | 実績や数字、エピソードを交えて自己アピール |
見本とのバランス | 見本をベースにオリジナリティを加える |
読みやすさ | 適切な段落分けや簡潔な文章を意識 |
誤字脱字の防止 | 書き終えたら必ず見直し・校正を行う |
企業別(新卒・転職・アルバイト)のポイント
応募する立場や企業によって、履歴書に求められるポイントは変わります。
それぞれのケースに合った記入例見本を使い分けることで、合格率アップにつながります。
応募区分 | 重視されるポイント | 記載方法のコツ |
---|---|---|
新卒 | 学業やサークル活動、学校での学びや人間性 | 専攻や学生時代のエピソードを具体的に盛り込み、成長意欲や協調性をアピール |
転職 | 職務経験・実務スキル・即戦力 | 職歴欄では仕事内容と成果を端的に記載し、自己PRでは実績やスキルアップの取り組みを明記 |
アルバイト | 責任感・柔軟性・勤務条件 | どのような環境にも適応できる点や、積極的な姿勢を実例を交えて紹介する |
履歴書見本を選ぶ際は、自分の応募目的に合ったフォーマットをダウンロードし、項目ごとにアピールポイントを盛り込みましょう。
企業によっては独自の応募書式が指定される場合もあるため、選考書類の指示にも注意が必要です。
履歴書見本ダウンロードリンク一覧
この章では、履歴書を作成する際に利用できる各種テンプレートのダウンロード方法や、主要な就職サイト・公的機関が提供する公式フォーマットを一覧で分かりやすく紹介します。
用途や目的によって、自分に適した履歴書フォーマットを選んでダウンロードし、効率的に応募書類を作成しましょう。
テンプレートの種類とダウンロード方法
履歴書のテンプレートには、応募者の状況や利用目的に合わせて様々なバリエーションがあります。
ここでは、代表的なフォーマット種類と、それぞれの特徴、ダウンロード方法についてまとめました。
フォーマット種別 | 特徴 | ファイル形式 | 主な用途 | ダウンロード方法 |
---|---|---|---|---|
一般用履歴書 | 学歴・職歴や志望動機など、標準的な項目を網羅 | PDF、Word、Excel | 新卒・中途・アルバイト問わず、ほぼ全ての応募で利用可能 | 各サイトや公的機関ページから無料ダウンロード |
JIS規格履歴書 | 標準規格に則ったレイアウトで信頼性が高い | PDF、Word、Excel | 幅広い業界や企業、公的応募で推奨される | ハローワーク等の公的機関サイトより入手 |
職務経歴書付き履歴書 | 職務経歴書欄が大きく、経験や実績をアピールしやすい | Word、Excel | 転職活動やキャリアチェンジ時におすすめ | 就職支援サイトや転職情報サイトで配布 |
学歴・アルバイト用簡易履歴書 | 記入項目がシンプルで短時間で作成可能 | PDF、Word、Excel | アルバイト応募やパート採用時など | 各種アルバイト情報サイトのダウンロードページから |
ダウンロード方法は、サイト内で希望するフォーマットを選択し、「ダウンロード」のボタンやリンクをクリックするだけで簡単に入手できます。
特に、WordやExcel形式は内容のカスタマイズもできるため、自分の状況に合わせて調整できます。
株式会社マイナビ・リクナビ・ハローワークの公式フォーマット
安心して利用できる信頼性の高い履歴書の見本は、国内大手の求人情報サイトや公的機関で公式に提供されています。
その代表例をまとめます。
提供元 | 主な特徴 | 対応ファイル形式 | 推奨利用シーン |
---|---|---|---|
ハローワーク | JIS規格準拠の標準履歴書。全国共通で幅広い応募に適用可能。 | PDF、Excel | 公的機関への提出や中小企業・官公庁応募時に最適 |
マイナビ | 新卒向けや転職向けなど目的別にテンプレートが分かれている。就活サポート情報も充実。 | PDF、Word、Excel | 新卒就職活動、転職活動、インターン応募など幅広く対応 |
リクナビ | 見本付きテンプレートで、初めての履歴書作成でも安心。 | PDF、Word | 初めて履歴書を作成する学生や転職者、アルバイト希望者 |
その他(バイトル・タウンワーク・エン転職 など) | 企業・業種別やアルバイト専用など、使い分けが可能。 | PDF、Word、Excel | アルバイト・パート・業界特化型求人への応募 |
これらのテンプレートはすべて無料で利用でき、履歴書作成に必要な情報が充実しています。
目的や応募先に合わせて、最適な見本をダウンロードして活用しましょう。
まとめ
履歴書は、正しい記入例や見本を活用することで、書き方のミスを防ぎ、自己アピール力を高めることができます。PDF、Word、Excelなど自分に合ったテンプレートを選び、マイナビやリクナビ、ハローワークなど公式のフォーマットも活用しましょう。
企業別のポイントを押さえ、適切に記入すれば合格率アップが期待できます。
