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【パターン別】「学歴 職歴 書き方 サンプル」|転職・中退もこれで安心

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履歴書の学歴・職歴欄の書き方で、「これで合っているだろうか?」と不安になっていませんか?この記事では、学歴・職歴の基本的な書き方から、転職、大学中退、ブランク期間がある場合など、あらゆるパターンに対応した書き方を豊富なサンプル(見本)付きで徹底解説します。年号は和暦と西暦どちらで書くべきか、意外と忘れがちな「以上」の正しい位置といった基本ルールから、よくある質問まで網羅しているため、この記事を最後まで読めば、もう書き方で迷うことはありません。採用担当者は学歴・職歴欄からあなたの経歴だけでなく、丁寧さや誠実さも見ています。正しい書き方をマスターし、自信を持って提出できる履歴書を完成させましょう。

目次

履歴書の学歴 職歴欄の重要性と基本ルール

3つのチェックマークとペン

履歴書の「学歴・職歴」欄は、採用担当者があなたの経歴や人となりを最初に把握するための重要な項目です。単なる経歴の羅列ではなく、あなたという人材の信頼性や基礎的なビジネススキルを示す最初の機会となります。誤字脱字がなく、ルールに則って正確に書かれているだけで、「丁寧で信頼できる人物」という好印象を与えることができます。逆に、些細なミスが選考で不利に働く可能性もゼロではありません。ここでは、採用担当者にあなたの魅力を正しく伝えるための、学歴・職歴欄の基本的な書き方とルールを徹底解説します。

学歴 職歴の書き方 3つの基本ポイント

学歴・職歴欄を作成する上で、まず押さえておくべき3つの基本ポイントがあります。これらのポイントを守ることで、誰が読んでも分かりやすく、丁寧な履歴書に仕上がります。

  1. 正式名称で正確に記入する
    学校名や会社名は、省略せず必ず正式名称で記入しましょう。例えば、「(株)」ではなく「株式会社」、「高校」ではなく「高等学校」と書くのがマナーです。学部・学科名、部署名なども同様に、正確な名称を記載してください。提出前に、卒業証明書や過去の書類を見返して、間違いがないか必ず確認しましょう。
  2. 時系列(古い順)に記入する
    学歴も職歴も、それぞれ古いものから順に時系列で記入するのが一般的です。これにより、採用担当者はあなたの経歴の流れをスムーズに理解することができます。1行目の中央に「学歴」と書き、学歴をすべて記入した後、1行空けて中央に「職歴」と書いてから職歴を記入します。
  3. 表記を統一する
    履歴書全体で表記のルールを一貫させることが重要です。特に年号の表記(和暦か西暦か)は、どちらかに必ず統一してください。また、フォントの種類やサイズも、特別な指定がない限りは統一し、読みやすいレイアウトを心がけましょう。

年号は和暦?西暦?統一する際の注意点

履歴書を作成する際に多くの人が悩むのが、年号を和暦(平成、令和など)と西暦(2023年など)のどちらで書くかという点です。結論から言うと、どちらを使用しても問題ありませんが、履歴書全体で必ずどちらか一方に統一することが絶対的なルールです。

どちらを選ぶか迷った際の判断基準は以下の通りです。

  • 西暦が推奨されるケース: 外資系企業やIT業界など、グローバルな視点や合理性を重視する企業では西暦が好まれる傾向にあります。生年月日や資格取得年月日など、他の項目との整合性も取りやすく、年齢計算もしやすいため、迷ったら西暦で統一するのが無難と言えるでしょう。
  • 和暦が馴染むケース: 官公庁や歴史の長い国内企業など、日本の文化に根差した組織では和暦が一般的に使われることがあります。応募先の企業の公式サイトや提出書類のフォーマットなどを確認し、雰囲気に合わせるのも一つの方法です。

和暦と西暦の混在は、注意力が散漫であるという印象を与えかねません。提出前には、学歴・職歴欄だけでなく、日付や生年月日、資格取得年月など、すべての年号表記が統一されているかを必ず確認してください。

和暦西暦年齢(2024年時点)
令和 6年2024年0歳
平成31年/令和 元年2019年5歳
平成27年2015年9歳
平成18年2006年18歳
平成12年2000年24歳
平成 2年1990年34歳
昭和64年/平成 元年1989年35歳

「以上」を書き忘れない 正しい位置と意味

学歴・職歴をすべて書き終えたら、最後に「以上」と記入するのを忘れないようにしましょう。この「以上」には、「私の経歴はこれで全てです」という意味があり、記載内容がここで終わりであることを明確に示す役割があります。これが抜けていると、書きかけの書類だと思われたり、ビジネスマナーを知らないと判断されたりする可能性があります。

「以上」を記入する正しい位置は、以下の通りです。

  1. 職歴の最終行を記入します。(例:「一身上の都合により退職」「現在に至る」など)
  2. その一行下の行を使います。
  3. 行の右端(右寄せ)に「以上」と記入します。

【記入例:退職している場合】

〇年〇月 株式会社〇〇 一身上の都合により退職
                     以上

【記入例:在職中の場合】

〇年〇月 株式会社△△ 入社
現在に至る
                     以上

職歴がない場合(新卒など)は、学歴をすべて記入した後に1行空けて中央に「職歴」と書き、その下の行に「なし」と記入します。そして、さらにその一行下の右端に「以上」と記入してください。些細な点ですが、細部まで気を配ることで、あなたの丁寧さや誠実さをアピールすることができます。

【学歴編】パターン別の書き方とサンプル

履歴書の学歴欄は、採用担当者があなたの経歴や基礎知識を把握するための重要な項目です。学校名は省略せず、正式名称で正確に記入しましょう。この章では、基本的な書き方から、中退や留学といった個別のケースまで、具体的なサンプルを交えて詳しく解説します。

基本的な学歴の書き方 サンプル

学歴は、一般的に義務教育を終えた中学校卒業から記載します。高等学校、専門学校、短期大学、大学、大学院と、最終学歴まで時系列に沿って書き進めるのが基本です。学校名は「高校」と略さず「高等学校」と書くなど、必ず正式名称で記入してください。

中学校・高等学校の書き方

公立か私立かを明確にし、学科やコース名まで正確に記載します。「〇〇市立」「〇〇県立」「私立」などを学校名の前に付け加えましょう。

学歴
平成283〇〇市立〇〇中学校 卒業
平成284〇〇県立〇〇高等学校 普通科 入学
平成313〇〇県立〇〇高等学校 普通科 卒業

大学・専門学校の書き方

大学や専門学校では、学部、学科、専攻、コース名まで詳細に記入します。採用担当者は、あなたが何を専門的に学んできたかを確認しています。卒業が見込まれる場合は「卒業」ではなく「卒業見込み」と記載しましょう。大学院の場合は「修士課程 修了」や「博士課程 修了」などと書きます。

学歴
平成314私立〇〇大学 経済学部 経済学科 入学
令和53私立〇〇大学 経済学部 経済学科 卒業

【卒業見込みの場合のサンプル】

学歴
令和24私立〇〇大学 文学部 日本文学科 入学
令和63私立〇〇大学 文学部 日本文学科 卒業見込み

大学中退した場合の書き方 サンプルと注意点

大学を中退した場合でも、その事実を隠さずに正直に記載することが重要です。入学の事実を記載した上で、「中途退学」と明記します。採用担当者にネガティブな印象を与えないよう、理由を簡潔に添えることも有効です。

中退理由は「経済的な理由により」や「目標変更のため」など、やむを得ない事情や前向きな姿勢が伝わるように表現するのがポイントです。ただし、長々と書く必要はありません。面接で質問される可能性を想定し、口頭で詳しく説明できるように準備しておきましょう。

【理由を添える場合のサンプル】

学歴
平成304私立〇〇大学 理工学部 情報科学科 入学
令和23私立〇〇大学 理工学部 情報科学科 中途退学
(経済的な理由により)

【理由を記載しない場合のサンプル】

学歴
平成304私立〇〇大学 理工学部 情報科学科 入学
令和23私立〇〇大学 理工学部 情報科学科 中途退学

留学経験がある場合の書き方

留学経験は、語学力や行動力、異文化への適応能力をアピールできる貴重な経歴です。原則として、1年以上の正規留学や交換留学は学歴欄に記載します。数週間程度の短期の語学留学などは、学歴欄ではなく自己PR欄や語学スキル欄でアピールする方が効果的です。

記載する際は、留学期間、国名、学校名、学部・専攻名を明記しましょう。学位を取得した場合は、その旨も忘れずに記入します。

【交換留学の場合のサンプル】

学歴
平成314私立〇〇大学 国際教養学部 国際関係学科 入学
令和38〇〇大学(アメリカ)へ交換留学生として派遣(令和4年6月まで)
令和53私立〇〇大学 国際教養学部 国際関係学科 卒業

休学・浪人・留年した場合の書き方

浪人や留年については、履歴書に「浪人」「留年」と直接書く必要はありません。高校卒業と大学入学の年月が1年以上空いていれば浪人したことが、入学から卒業までの期間が標準年数より長ければ留年したことが分かるためです。

一方、休学した場合は、その事実と理由を簡潔に記載することをおすすめします。理由を添えることで、採用担当者が抱くかもしれない「空白期間」への疑問を解消できます。病気療養が理由の場合は、現在は完治しており業務に支障がないことを書き添えると、より安心感を与えられます。

【休学の書き方サンプル(病気療養)】

学歴
平成304私立〇〇大学 法学部 法律学科 入学
令和24病気療養のため1年間休学(現在は完治しており、業務上の支障はありません)
令和53私立〇〇大学 法学部 法律学科 卒業

浪人や留年の理由については、面接で質問される可能性があります。学業への取り組みや、その経験から何を得たのかなどを前向きに説明できるよう、事前に回答を準備しておきましょう。

【職歴編】パターン別の書き方とサンプル

職歴欄は、採用担当者があなたの実務経験やスキル、人柄などを判断するための非常に重要な項目です。これまでのキャリアを正確かつ分かりやすく伝えることで、即戦力として活躍できる人材であることをアピールできます。ここでは、様々な経歴に対応できるよう、パターン別の書き方と具体的なサンプルを紹介します。

基本的な職歴の書き方 サンプル

職歴は、学歴と同様に時系列に沿って古いものから順に記入するのが基本です。会社名や部署名、役職は省略せず、正式名称で書きましょう。また、どのような業務に携わってきたのかを具体的に記述することで、あなたの経験やスキルが採用担当者に伝わりやすくなります。

入社・退社の書き方

会社名は「(株)」などと略さず、「株式会社」と正式名称で記載します。退職理由は、自己都合の場合は「一身上の都合により退職」、会社都合(倒産、リストラなど)の場合は「会社都合により退職」と書くのが一般的です。

職歴
令和〇4株式会社〇〇 入社

営業部 配属

法人向けに自社開発の勤怠管理システムの新規開拓営業に従事。
顧客の課題ヒアリングから提案、導入支援までを担当し、年間売上目標を3年連続で達成。

令和〇3一身上の都合により退職

部署異動があった場合の書き方

社内での部署異動や昇進も、あなたのキャリアを示す重要な情報です。異動した年月と部署名を明記することで、経験の幅広さや順調なキャリアアップをアピールできます。

職歴
平成〇4株式会社△△商事 入社
経理部に配属され、月次・年次決算業務を担当。
平成〇10人事部へ異動
新卒・中途採用業務、社会保険手続き、給与計算業務に従事。
令和〇3一身上の都合により退職

現在も在職中の場合の書き方

現在も企業に勤務している場合は、最後の職歴の次の行に「現在に至る」と左寄せで記入します。そして、そのさらに下の行に、右寄せで「以上」と書くのがルールです。退職予定日が確定している場合は、「現在に至る」の代わりに「令和〇年〇月〇日 退職予定」と記載することも可能です。

職歴
令和〇4株式会社〇〇 入社
マーケティング部にて、Web広告の運用とSNSマーケティングを担当。
現在に至る
以上

転職回数が多い場合の書き方とアピール方法

転職回数が多い場合、採用担当者に「すぐに辞めてしまうのではないか」という懸念を抱かれる可能性があります。しかし、書き方を工夫することで、豊富な経験やスキルの高さをアピールできます。応募する企業の職務内容と関連性の高い経験を具体的に記述し、一貫したキャリアプランがあることを示しましょう。職務経歴書と合わせて、ポジティブな転職理由を伝えられるように準備しておくことが重要です。

職歴
平成〇4株式会社A 入社
Webデザイナーとして、コーポレートサイトのデザイン・コーディングを担当。
平成〇3一身上の都合により退職
平成〇4株式会社B 入社
UI/UXデザイナーとして、スマートフォンアプリの画面設計・デザインに従事。ユーザーテストの実施と分析も担当。
令和〇3一身上の都合により退職
令和〇4株式会社C 入社
アートディレクターとして、Webサイトおよびアプリのデザインチームを統括。
現在に至る
以上

職歴にブランクがある場合の書き方

病気療養、留学、資格取得、出産・育児、介護など、やむを得ない事情で職歴にブランク(空白期間)が生じることは珍しくありません。ブランクがある場合は、その期間に何をしていたのかを簡潔に説明することで、採用担当者の不安を解消できます。特に、資格取得の勉強など、スキルアップにつながる活動をしていた場合は、積極的にアピールしましょう。病気療養が理由の場合は、「現在は完治しており、業務上の支障はありません」と一言添えるのがポイントです。

職歴
平成〇4株式会社〇〇 入社
令和〇3一身上の都合により退職
(令和〇年4月~令和〇年3月)
Webマーケティングの専門知識を深めるため、資格(ウェブ解析士)取得に専念しておりました。
令和〇4株式会社△△ 入社
現在に至る
以上

アルバイト・パート・派遣社員の職歴の書き方

アルバイトやパート、派遣社員としての経験も、応募する職種に関連性があれば立派な職歴としてアピールできます。特に社会人経験が浅い場合や、ブランク期間中の経験を伝えたい場合に有効です。雇用形態を明記し、どのような業務を担当していたのかを具体的に記載しましょう。

派遣社員の場合は、「派遣元」の会社と「派遣先」の会社の両方を明記する必要があります。「派遣期間満了」など、退職理由も正確に書きましょう。

職歴
令和〇4株式会社〇〇商事 入社(アルバイト)
営業事務として、電話応対、受発注業務、請求書作成などを担当。
令和〇3契約期間満了により退職
令和〇4派遣会社△△に登録
株式会社□□に派遣(経理アシスタント)
仕訳入力、経費精算、売掛金管理などの業務に従事。
令和〇3派遣期間満了により退職
以上

学歴 職歴の書き方でよくある質問

履歴書の学歴・職歴欄を作成する際、多くの人が疑問に思うポイントがあります。些細なことでも、間違った書き方をすると採用担当者にマイナスの印象を与えかねません。ここでは、よくある質問とその正しい対処法を、具体的なサンプルとともに詳しく解説します。

学歴はいつから書くのが正解?

学歴をどこから書き始めるべきか、明確なルールはありませんが、一般的には「高等学校卒業」から記載するのが基本です。義務教育である小学校・中学校の卒業歴は省略して問題ありません。採用担当者が知りたいのは、応募者の最終学歴とそこに至るまでの教育背景だからです。

ただし、応募先の企業から指定がある場合や、履歴書の学歴欄が大きい場合は、中学校卒業から記載しても良いでしょう。「最終学歴の一つ前から書く」と覚えておくと分かりやすいです。新卒採用でも中途採用でも、この基本ルールは変わりません。

応募者の状況一般的な書き始めポイント
新卒・第二新卒高等学校卒業から最終学歴が大学・専門学校の場合、その一つ前の高校から記載します。
中途採用(転職)高等学校卒業から職務経歴が重視されるため、学歴は簡潔で問題ありません。
最終学歴が中学校卒業中学校卒業から最終学歴が義務教育課程の場合は、中学校卒業から記載します。

学部・学科名が変更になった場合はどう書く?

在学中や卒業後に、大学の統廃合や学部・学科の再編によって名称が変更になるケースがあります。その場合は、卒業・中退した時点での正式名称を記載するのが原則です。

しかし、採用担当者が現在の名称しか知らない可能性も考慮し、現在の名称をカッコ書きで併記すると親切です。これにより、採用担当者が学校や学部について調べる際の手間を省き、スムーズな理解を促せます。

【書き方サンプル】

平成28年 3月 〇〇大学 経済学部 経営情報学科 卒業 (現:総合経営学部)

このルールは、会社の商号(社名)が変更になった場合の職歴の書き方にも応用できます。

【職歴への応用サンプル】

平成28年 4月 株式会社〇〇商事 入社 (現:〇〇グローバル株式会社)

『卒業』と『修了』、『見込み』の正しい使い分けは?

学歴欄では「卒業」「修了」「卒業見込み」といった言葉を正しく使い分ける必要があります。最終学歴によって使用する言葉が異なるため、間違えないように注意しましょう。

特に大学院の場合は「卒業」ではなく「修了」を使います。また、在学中の学生が就職活動で履歴書を提出する際は「卒業見込み」または「修了見込み」と記載します。

教育機関課程を終えた場合在学中の場合
高等学校・高等専門学校卒業卒業見込み
大学・短期大学・専門学校卒業卒業見込み
大学院(修士課程・博士課程)修了修了見込み

【書き方サンプル:在学中の場合】

令和7年 3月 私立〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業見込み

編入や転校した場合はどう書く?

大学や専門学校などに編入・転校した経歴も、省略せずに時系列で正確に記載します。まず入学した学校を書き、その次に行を改めて編入・転校した事実を記載しましょう。採用担当者が学歴の空白期間を疑問に思わないよう、分かりやすく示すことが重要です。中退とは異なるため、「中途退学」とは書かないように注意してください。

【書き方サンプル:大学編入の場合】

平成28年 4月 〇〇短期大学 英文科 入学
平成30年 3月 〇〇短期大学 英文科 卒業
平成30年 4月 △△大学 文学部 英米文学科 3年次編入学
令和2年 3月 △△大学 文学部 英米文学科 卒業

賞罰欄には何を書けばいい?

履歴書によっては「賞罰」の記入欄が設けられています。賞罰について記載する際は、その定義を正しく理解しておく必要があります。どこまで書くべきか迷うかもしれませんが、社会的な評価に関わる重要な情報となるため、正確に記入しましょう。

賞について

「賞」とは、一般的に全国レベル以上の大会での受賞歴や、国際的なコンクールでの入賞、政府や地方公共団体からの表彰など、公的で権威のあるものを指します。ビジネスに関連する分野での受賞歴は、強力なアピール材料になります。一方で、社内表彰や皆勤賞、サークル内での受賞などは、通常「賞」には含めません。

【記載する「賞」の例】

  • 全国大会、国際大会での優勝・入賞
  • 国民栄誉賞、都道府県民栄誉賞などの公的な表彰
  • 著名な学会からの学会賞受賞

罰について

「罰」とは、刑事罰(懲役、禁錮、罰金刑など)の有罪判決を受けた経歴を指します。いわゆる「前科」がこれに該当します。交通違反による反則金などの行政罰や、社内での懲戒処分(減給、出勤停止など)は刑事罰ではないため、記載する必要はありません。ただし、執行猶予期間中の場合はもちろん、刑期が終了していても正直に記載する義務があります。虚偽の記載は経歴詐称とみなされ、内定取り消しや懲戒解雇の理由となる可能性があるため、注意が必要です。

賞罰がない場合の書き方

記載すべき賞罰が何もない場合は、空欄にせず「なし」と必ず記入してください。空欄のまま提出すると、書き忘れと判断されたり、採用担当者に不要な憶測を招いたりする可能性があります。中央に「なし」と一言書くだけで十分です。

【書き方サンプル】

賞罰 なし

まとめ

本記事では、履歴書の学歴・職歴欄の正しい書き方を、転職や中退、ブランクがある場合など様々なパターン別にサンプルを交えて解説しました。

学歴・職歴欄は、採用担当者が応募者の経歴を正確に把握するための重要な項目です。記載する際は、まず「年号を和暦か西暦に統一する」「学校名・会社名は正式名称で書く」「最後に『以上』と記載する」という3つの基本ルールを必ず守りましょう。これらのルールを守ることは、丁寧で正確な仕事ができる人物であるという印象を与える第一歩となります。

中退や転職回数の多さ、ブランク期間など、伝え方に悩む経歴がある場合でも、正直かつ簡潔に事実を記載することが大切です。書き方を工夫することで、ネガティブな印象を避け、自身の経験を正しく伝えることができます。

この記事で紹介した書き方やサンプルを参考に、ご自身の経歴を整理し、採用担当者にあなたの魅力がしっかりと伝わる応募書類を作成してください。自信を持って転職・就職活動に臨みましょう。

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