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【履歴書の学歴の順番でミスしない!】使えるチェック機能と記載例を解説

学歴を書くイメージ
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履歴書の学歴欄は正しい順番と記載ルールが求められ、ミスひとつで印象を大きく損ねることがあります。
本記事では、学歴の順番で迷わないためのポイントや最新のチェック機能、記入例まで詳しく解説。
この記事を読むことで、見落としやすい注意点や書き方のコツ、実際に使える自動チェック機能までわかり、安心して履歴書作成に臨めます。

目次

履歴書作成で学歴の順番が重要な理由

理由のイメージ

企業が重視する学歴情報の正確性

履歴書における学歴欄は、応募者のこれまでの学習歴や専門分野を端的に伝える重要な項目です。
企業は、応募者が定められたルールに沿って正確に学歴を記載しているかどうかを厳しくチェックしています。
学歴の順番を間違えてしまうと、採用担当者が正しい学歴情報を把握しづらくなり、内容の信頼性や本人の事務処理能力まで疑われることにつながりかねません。

また、学歴情報の正確な並び順は、学歴詐称のリスクを防ぐ上でも重要です。
最終学歴や転校歴、留年など、正しい順番で記載されていない場合、不明点が残りやすく、確認のための追加連絡が発生することもあります。
これらは採用担当者に余計な負担となり、選考に悪影響を与える場合もあるため注意が必要です。

記載順企業に与える印象主な内容
古い順履歴の経緯がわかりやすく誠実小学校・中学校から順に最新の学歴まで記載
新しい順転職履歴書などでよく用いられるが、一般的ではない最終学歴からさかのぼる形で記載

書類選考での第一印象への影響

履歴書は就職や転職活動において、最初に企業へ提出する最重要書類のひとつです。
学歴欄の順番が適切でない場合、読み手である採用担当者に混乱を与えたり、「基本的なマナーや常識を理解していない」と判断されたりすることがあります。

特に新卒の就職活動では、同じような学歴の学生が多数応募してくるため、「書類の整合性」「ミスのない提出」が選考突破の基本条件といえます。
また、順番間違いはルールを守れない人物というイメージを与え、他の項目がいくら良くても評価を下げる恐れがあります。

さらに、応募書類には多数の履歴書が集まるため、学歴の記載ミスは目立ちやすいものです。
正しい順番で丁寧に記載することで、誠実さや基本能力を示せるため、好印象を狙ううえでも学歴順は欠かせないポイントです。

履歴書の学歴欄の正しい書き方

学歴を記入する基本ルール

履歴書の学歴欄は、正確かつ簡潔に自分の学歴を伝えることが重要です。
一般的に、学歴は小学校卒業または中学校卒業から記載を始め、一行ごとに入学・卒業の年と学校名を記入します。
また、学校名は正式名称を省略せず記入することが求められます。

大学や高校は「◯◯高等学校」「◯◯大学」と表記し、学部や学科名も正確に書き加えましょう。
入学・卒業の両方を記述し、中途退学や編入の場合もその旨を明記します。

年度学校名・学部名など事項
2014年4月東京都立○○高等学校入学
2017年3月東京都立○○高等学校卒業
2017年4月早稲田大学 商学部入学
2021年3月早稲田大学 商学部卒業

西暦と和暦の統一について

履歴書の記載において、学歴の年月日は必ず西暦か和暦のどちらかに統一して記入する必要があります。
途中で表記が切り替わることは避けてください。
企業によって指定がある場合は、それに従いましょう。
特に和暦は「平成」「令和」と記載し、略さずフルで記載することが望ましいです。
統一性を保つことで、読み手にとっても混乱のない分かりやすい経歴となります。

記載例(西暦)記載例(和暦)
2017年4月平成29年4月
2021年3月令和3年3月

最終学歴の記載方法

最終学歴は、採用側が応募者の最も新しい教育経歴を把握する重要な項目です。
最終学歴が大学の場合は、学部・学科・専攻を正確に記入します。
また、専門学校や短期大学、大学院の場合も、コース名や専攻まで省略せず記載します。
学歴欄の最後に職歴につなげる場合は、一行空けて「職歴」と記載し、職歴へと移行します。

なお、既に卒業している場合は「卒業」、在学中の場合は「在学中」、中退した場合は「中途退学」など、事実に合わせた表記を行いましょう。

卒業・修了状況正しい記載例
卒業2021年3月 早稲田大学 商学部 卒業
在学中2024年3月 立命館大学 理工学部 在学中
中途退学2019年9月 明治大学 農学部 中途退学

履歴書の学歴欄 順番の間違いを防ぐポイント

履歴書の学歴欄では、正しい順番で記載することが採用担当者に正しい情報を伝えるうえで非常に重要です。
学歴の並べ方に迷う場合や、ミスが起きやすいポイントを理解し、混乱を避けましょう。
ここでは「古い順」と「新しい順」の違いや、それぞれの書き方の注意点について詳しく解説します。

古い順で書く場合の注意点

日本の履歴書では、学歴欄を「古い順」、つまり入学した時点が一番古いものから順に記載するのが一般的です。
この形式は学校で習った書き方であり、企業も見慣れているため、違和感なく受け入れられます。
しかし、記載ミスを防ぐためには以下の点に注意しましょう。

注意点具体的内容
入学・卒業の年月入学と卒業を必ずセットで記載し、年月は抜け漏れなく記入する
学校名正式な学校名(例:東京都立○○高等学校)で記載し、省略しない
一貫校の場合中学・高校など一貫校の場合でも学部ごとに分けて記載する

また、小学校の入学から書き始める必要はなく、通常は中学校卒業または高校入学から記載するのが一般的です。
学歴に空白期間がある場合は、その理由がわかるような一言を添えると印象が良くなります。

新しい順で書く場合の違いと注意点

「新しい順」は職務経歴書や一部の履歴書(自由形式など)で用いられることがあります。
直近の学歴から遡って書くため、アピールしたい学歴が最初に目に入りやすいという利点があります。
ただし、一般的な履歴書では「古い順」が標準のため、企業指定の履歴書でないか事前に確認しましょう。

注意点具体的内容
選択基準企業の指示・履歴書フォーマットを事前に確認する
記載統一職務経歴書や他の書類と書き方の順番を合わせる
古い順との混在防止途中で順番を逆にしない。学歴欄内で一貫させる

新しい順で記載する場合でも、日付や学校名の抜け漏れには十分注意しましょう。
また、学歴と職歴をまとめて記載する場合、時系列が混乱しないように整理することが大切です。

学歴の順番チェック機能でミスを防ぐ方法

ミスを防ぐイメージ

パソコンやスマホで使える自動チェックツール紹介

履歴書を作成する際、学歴欄の順番を間違えると書類選考で不利になりかねません。
近年では、パソコンやスマートフォンで利用できる「履歴書作成ツール」や「自動チェックシステム」など、学歴欄の記載順を自動で確認してくれる便利なサービスが増えています。
代表的なものとして、「マイナビ転職 履歴書メーカー」や「リクナビNEXT レジュメ作成ツール」などは、入力された学歴データを学年順に自動並び替えし、誤った順番の場合は警告を出してくれる機能があります。
また、スマートフォン用の履歴書アプリも多く、手軽に学歴の順番ミスを防ぐことが可能です。

履歴書テンプレートと連携可能なチェック機能とは

WordやExcel形式の履歴書テンプレートを提供している大手転職サイトや人材紹介企業の一部には、テンプレートと連動して記載内容をチェックできるオプションもあります。
例えば、「ハローワークの履歴書作成支援ツール」や「doda履歴書作成ツール」では、学歴欄の入力項目ごとに西暦や和暦、入学・卒業の年次の整合性、並び順を自動で確認する仕組みがあります。

下記の表では、主要なチェック機能の種類と特徴をまとめています。

サービス名対応端末チェック機能の内容特徴
マイナビ転職 履歴書メーカーパソコン・スマホ学歴の昇順チェック、自動並び替え学歴・職歴欄のフォーマット自由度が高い
リクナビNEXT レジュメ作成ツールパソコン・スマホ入学・卒業年の時系列チェック誤入力時にアラート表示
doda 履歴書作成ツールパソコン・スマホ和暦・西暦の統一警告、順序自動整列PDF出力対応
ハローワーク 履歴書作成支援ツールパソコン学歴の順序や形式自動チェック入力補助機能付き
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簡単にできる見直しチェックリスト

自動チェックツールを利用できない場合や、最終確認として自分で見直したい場合は、以下のポイントを押さえて手動で確認しましょう。
ミスを防ぐには、チェックリスト形式で見直すのが効果的です。

チェック項目確認方法
学歴は古い順から新しい順に並んでいるか入学・卒業年の年号に矛盾がないか確認
和暦・西暦は統一されているか表記のゆれや混在がないか見直し
最終学歴が明確に示されているか卒業・修了の年が抜け落ちていないか確認
転校・編入・中退の場合も適切に記載されているか経歴に抜けや重複がないかチェック
正式な学校名を使用しているか都道府県名や校名の略称使用に注意

履歴書の学歴欄は、正しい順番と正確な内容を記載することで、採用担当者に良い印象を与えることができます。
自動チェック機能やチェックリストを活用し、「見落としゼロ」を目指しましょう。

履歴書の学歴欄の記載例

履歴書の学歴欄は、フォーマットや応募先ごとに細かな違いがあるため、正しい記載方法を知ることが重要です。
ここでは代表的なパターンごとに具体的な記載例を紹介します。書き方に迷った時の参考にしてください。

高校卒業から大学卒業までの書き方実例

最も一般的なパターンは、高校入学から最終学歴である大学卒業までを時系列(古い順)で記入する方法です。
入学・卒業のいずれも省略せず、校名は正式名称(略称禁止)を使いましょう。
また、年度は和暦・西暦どちらかに統一して記載します。

学歴
20154東京都立新宿高等学校 入学
20183東京都立新宿高等学校 卒業
20184早稲田大学 教育学部 入学
20223早稲田大学 教育学部 卒業

※和暦の場合は「平成30年」や「令和4年」などと記載してください。

中途退学や編入学の場合の記載例

中途退学や編入学を経験した場合も、該当する内容を正確に記載します。
退学理由を書く必要はありませんが「中途退学」と明記しましょう。
編入した場合は、元の学校と編入先の両方について記載します。

学歴
20164千葉県立幕張高等学校 入学
20183千葉県立幕張高等学校 中途退学
20184東京都立板橋高等学校 編入学
20203東京都立板橋高等学校 卒業

※編入学の場合は「編入学」と明記し、正しい年月を記載してください。

資格・検定と併記する際の記入例

学歴欄の後、資格欄が無いフォーマットの場合、学歴欄の直下に資格や検定取得歴を併記する場合があります。
その際は、学校の卒業や在学中などのあとに資格取得を時系列で記載します。

内容
20174神奈川県立横浜高等学校 入学
20203神奈川県立横浜高等学校 卒業
202111実用英語技能検定(英検)2級 合格
20222日本商工会議所簿記検定試験3級 合格

資格・検定は所持しているもののみ記載し、「合格」や「取得」の文言もつけましょう。
履歴書に資格欄がある場合はそちらに記載すると整理しやすくなります。

よくある質問と学歴記載例のQ&A

浪人・留年がある場合はどう記載する?

浪人や留年があった場合も、入学年・卒業年(もしくは在学中)を正確に記載する必要があります。
期間が空いてしまうのが気になる場合でも、学歴欄では事実を簡潔に書くことが重要です。
浪人や留年の理由を学歴欄に詳しく記載する必要はありませんが、自己PR欄や職務経歴書で補足説明を添えることは可能です。

状況記載例
大学入学まで浪人2017年3月 東京都立新宿高等学校 卒業
2019年4月 早稲田大学 商学部 入学
大学中に留年2016年4月 明治大学 法学部 入学
2021年3月 明治大学 法学部 卒業

大学院や専門学校の学歴の扱い

大学院や専門学校は、最終学歴として履歴書に記載します。大学院卒の場合は、大学卒業後に大学院入学・修了(または中退)を時系列で記載しましょう。
専門学校は「〇〇専門学校」と学校の種別が分かるように正式名称で記入します。

学歴記載例
大学院卒2015年3月 大阪大学 経済学部 卒業
2017年3月 大阪大学大学院 経済学研究科 修了
専門学校卒2018年3月 大阪府立北高校 卒業
2018年4月 大阪情報専門学校 入学
2020年3月 大阪情報専門学校 卒業
大学院中退2022年3月 北海道大学 理学部 卒業
2022年4月 北海道大学大学院 理学研究科 入学
2023年3月 北海道大学大学院 理学研究科 中途退学

転校や学校名の変更があった場合

転校や学校名が変更された場合も、履歴書には正確に記載しましょう。
転校の場合は「転校」「編入学」と明記し、学校名変更の場合は改称前後の名称を併記することもできます。
企業側が混乱しないよう、できるだけ分かりやすく記載しましょう。

ケース記載例
高校転校2014年4月 千葉県立千葉高校 入学
2015年4月 東京都立日比谷高校 転校
2017年3月 東京都立日比谷高校 卒業
学校名変更2012年4月 東京経済大学付属高校(現・東京経済大学中学校高等学校)入学
2015年3月 東京経済大学付属高校 卒業
編入学2017年4月 神奈川県立川崎高等学校 入学
2018年9月 東京都立青山高等学校 編入学
2020年3月 東京都立青山高等学校 卒業

まとめ

履歴書の学歴欄は、順番を守り正確に記載することで第一印象が大きく変わります。
西暦・和暦の統一や記載例を参考にし、自動チェック機能や見直しリストを活用すればミスを防げます。
学歴情報に間違いがないことは、採用担当者からの信頼につながります。
厚生労働省のガイドラインも参考に、正しい履歴書の作成を心がけましょう。

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