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【履歴書の修正方法 ガイド付き】間違えた時の正しい書き方を徹底解説

修正ガイドのイメージ
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履歴書作成での誤字脱字や修正方法に悩んでいませんか?

本記事では、履歴書を間違えた際の正しい修正手順から、ボールペンや訂正印の使い方、Web履歴書の修正方法、再提出すべきケースまで詳しく解説。
読むことで、選考で不利にならない履歴書の修正・マナーが網羅的に分かります。

目次

履歴書でよくある間違いとその原因

問題点を発見するイメージ

誤字脱字の具体例

履歴書で最も見落とされがちなミスが「誤字・脱字」です。
たとえば名前や住所、学校名や会社名の漢字の間違い、送り仮名の間違いなどが挙げられます。
また、送り仮名を忘れる、漢字とひらがなが混同されているケース、書き間違いによって本来の意味が伝わらなくなることもあります。
こうしたミスは、記入の際の注意不足や確認の不足が主な原因です。

具体的な誤字脱字の例正しい表記
「就職希望」→「就職起望」「就職希望」
「東京都渋谷区渋谷」→「東京都渋谷区渋屋」「東京都渋谷区渋谷」
「株式会社山田製作所」→「株式会社山田制作所」「株式会社山田製作所」
「性格:真面目」→「性格:真面め」「性格:真面目」

誤字脱字があると、応募先企業に対して細かい部分に注意を払えない印象を与え、評価が下がる可能性があります。

日付や学歴の記入ミス

履歴書では日付や学歴・職歴の記載ミスもよくある間違いです。
和暦・西暦の混在や、年月のズレ、卒業年と入学年の整合性が取れていないなど、記入ミスは非常に目立ちます。

よくある日付・学歴ミス正しい記載例
2024年を平成36年と記載2024年 → 令和6年
入学:2017年4月、卒業:2019年3月(高卒で2年)入学:2017年4月、卒業:2020年3月(高卒で3年)
同じ年月を繰り返して記入入学→卒業→進学 それぞれ正しい年月

日付や学歴は、面接時や書類選考にも影響する重要な項目です。
事実と異なる記載や計算ミスがあると、職務経歴と矛盾する恐れがあり、信頼性に疑問を持たれるリスクが高まります。

志望動機や自己PRで多い間違い

志望動機や自己PR欄でありがちなミスには、他社向けに書いた文章の使い回し、不明確な表現や長すぎる文章、具体性に欠ける内容などが挙げられます。
これらは自己分析の不足や、応募企業毎に内容を調整していないことが主な原因です。

間違った例改善例
「どのような仕事にも前向きに取り組めます」「貴社の営業職でお客様の課題解決に取り組み、前年比120%の売上に繋げた経験を活かします」
「他社でも使えるような汎用的な動機」「御社の商品力と成長性に魅力を感じ、〇〇事業の拡大に貢献したいと考えています」
「文章が長すぎる・まとまりがない」「貴社で営業職として3年間培った交渉力を活かし、お客様の課題解決に取り組みたいです」

志望動機や自己PRは、採用担当者が応募者のやる気や適性を判断する重要なポイントです。
記入ミスや内容のズレがあると、応募書類全体の説得力が低下してしまうため、企業ごとにしっかり内容を見直す必要があります。

履歴書を修正する際に知っておくべき基本ルール

履歴書は採用担当者にあなたの誠実さや正確性をアピールする大切な書類です。
そのため、修正方法にも厳密なマナーやルールが存在します。
ここでは、履歴書の修正に関する基本的な決まりや注意点をわかりやすく解説します。

ボールペンと修正箇所の選び方

履歴書を手書きで作成する場合、使用する筆記具は消えない「黒のボールペン」「万年筆」「サインペン」が一般的です。

シャープペンシルや鉛筆は不可となります。
インクがにじむものや薄い色のペンも避けましょう。
パイロットやゼブラなどの日本国内メーカー製の一般的なボールペンを推奨します。

また、修正したい箇所によって適切な対応が異なります。
誤字脱字や数字の訂正、誤った氏名や日付など、ミスの種類によって修正するか書き直すかの判断も重要です。

誤りの種類修正・対応方法
誤字脱字少量なら訂正印、複数や重要箇所は書き直し
数字や日付のミス訂正印で修正。ただし複数箇所なら書き直し推奨
氏名や連絡先の誤り書き直しが基本
志望動機の書き間違い書き直しが望ましい

二重線・訂正印の使い方

手書きの履歴書でごく小さなミスを修正する場合、正しい方法で二重線と訂正印を使う必要があります。

  • 修正箇所に定規などで丁寧に二重線(=)を引く
  • 二重線の上や横に自分の印鑑(認印)を押す
  • 訂正後、空いたスペースに正しい内容を記載する

急な訂正の場合、印鑑は朱肉を使ったシャチハタ以外の認印が基本です。
印鑑を持参していない場合、一旦下書きをし直してから清書することをおすすめします。

修正テープや修正液はOK?NG?

履歴書の修正に「修正テープ」や「修正液」は絶対に使用してはいけません。
これらはビジネスマナー違反となり、採用担当者によい印象を与えません。

修正方法使用可否理由
修正テープ不可見た目が悪い・誠実さに欠ける印象
修正液不可消そうとした形跡自体が評価を下げる
二重線+訂正印可(ごくわずかな場合のみ)ビジネスマナーとして許容範囲

履歴書は修正テープや修正液を使ってはいけない唯一無二のビジネス文書と考え、必ず正しい方法で対応しましょう。

Web履歴書の修正方法と注意点

「マイナビ」「リクナビ」などの求人サイトや、企業の採用ページからWeb履歴書を提出する場合は、次の点に注意しましょう。

  • 基本情報に誤りがないか送信前に必ず見直す
  • 提出前なら何度も修正ができるが、送信後の訂正はできないサービスが多い
  • 記載内容に修正が必要な場合は、企業の問い合わせ窓口に連絡し、再提出か修正方法を確認する

また、PDF形式で履歴書を添付する際は、氏名や経歴、日付欄に誤りがないかを入念にチェックしてから保存・送信することが大切です。
Webの場合も誤字脱字や入力ミスは選考のポイントになるため、手書き同様に慎重な対応が求められます。

ガイド付き:履歴書の正しい修正手順

手書き履歴書の場合の手順解説

手書きの履歴書は、清潔感や丁寧さが重視されます。
記入後に誤りを見つけた場合、焦らず適切な方法で修正することが重要です。
間違えた箇所を発見した際は、以下の流れに沿って対処しましょう。

間違えた箇所の発見~初期対応

まず、どの項目でミスがあったかを特定し、全体を再度確認してほかにも誤りがないかチェックします。
誤字脱字や記入項目の漏れなど、修正が必要なポイントを一覧にします。
必要に応じて付箋や軽い鉛筆印で印をつけておくと、全体の見直しに役立ちます。

見た目を崩さない修正方法

修正が必要な場合の手順は以下のとおりです。

修正内容正しい修正方法NG例
1〜2文字程度の誤字間違えた文字に定規で丁寧に二重線(1本)を引き、右横に訂正印(苗字のみ可)を押して正しい文字を上または横に小さく書き添える。修正テープ・修正液の使用/黒塗りつぶし/大きく書き直す
複数個所や大きなミスできるだけ新しい用紙に書き直す。訂正箇所だらけのまま提出/貼り紙で隠す
日付や年号の修正やむを得ず訂正する場合は他と同様に二重線+訂正印、もしくは書き直し日付を消して書き直す(修正痕として残る)

なお、訂正が複数個所に及ぶ、あるいは企業提出用の正式書類の場合は、必ず新しい履歴書を作成しましょう。

訂正印の押し方とポイント

訂正印は一般的には認印(シャチハタ不可)を使用します。
以下の手順で押印します。

  1. 間違えた文字に定規で丁寧に二重線(1本)を引く
  2. 二重線の右横、または二重線の上部に苗字のみの訂正印を押す
  3. 訂正印は小ぶりなものを用い、他の記入欄等と重ならないように注意
  4. 修正箇所が複数の場合、各箇所に訂正印をそれぞれ押印

訂正印の代わりに拇印やシャチハタ印を使うのは避けましょう。
見た目が目立たず、でもきちんと修正していることが伝わるよう丁寧に作業しましょう。

パソコン作成の履歴書修正の流れ

ワードやエクセルで作成した履歴書の場合、電子データにおいて修正がしやすいメリットがありますが、提出直前の修正時にはフォーマットや体裁に注意が必要です。
以下の流れでミスのない修正を心がけます。

ファイル修正の際に気をつける点

誤字や記載内容の誤りを発見したら、元のデータ(WordやExcelファイルなど)を必ず保存し、修正前の履歴書が残るようにします。
そのうえで下記の表の注意点を参考に操作します。

注意点理由・ポイント
直接PDF化前に修正を行うレイアウト崩れや誤変換の発見・防止につながる
履歴書フォーマットを上書きしない再利用する場合のためにオリジナルは必ず保存
元データは複数回バックアップ万一のためのデータ保全策
全体を再度見直す修正による不自然な文章やフォント崩れの確認

修正後は印刷プレビューや実際の印刷テストで見た目をチェックし、余分なスペースや行間ズレがないか確認します。
また、余計な履歴が残っていないかも再チェックしましょう。

PDFにした後の修正方法

PDF化後に誤りを発見した場合、原則として元の編集ファイル(WordやExcel)を再度修正し、再びPDFに書き出しましょう。
PDFに直接手書き修正や電子スタンプを用いると、書類の信頼性が損なわれるため推奨しません。

もし提出直前で修正が必要になった場合でも、可能な限り元ファイルで修正してやり直すのが最良の方法です。
どうしてもPDFに直接修正する必要がある場合は、専用ソフト(Adobe Acrobat等)を使い、必ず修正箇所をなじませ、修正箇所の違和感がないよう十分に注意しましょう。

履歴書修正時の注意事項とマナー

注意事項のイメージ

修正痕が残る場合の対応

履歴書の修正を行った際に、どうしても修正痕が残ってしまう場合は、そのまま提出するのは避けるべきです。
ボールペンで二重線と訂正印を用いた場合でも、修正箇所が目立つと採用担当者へ「誠実さに欠ける」「準備不足」といったマイナスの印象を与えかねません。
どうしても修正痕が消せない場合は、最初から新しく履歴書を書き直すのがマナーです。

特に、氏名や生年月日、学歴・職歴などの重要事項、また志望動機や自己PR欄など、内容に関わる部分に修正痕が残るのは好ましくありません。
提出前に必ず見直し、修正が目立つ場合には清書し直すことを意識しましょう。

修正痕のあるケース推奨対応
訂正印を押した二重線が目立つ書き直しを推奨
修正テープでの修正跡修正テープは使用せず、清書し直す
内容欄の書き直しが困難な場合新しい用紙で再作成

面接時に聞かれた場合の受け答え

履歴書に修正痕が残ってしまい、やむをえず提出した場合、面接官から修正部分について質問されることもあります。
その際は、誤りに気づいた経緯や、修正方法について正直に説明し、今後は同じミスを繰り返さない意志を伝えましょう。
「急いで記入し、見直しが甘かった」などと率直に認めた上で、「次回からは下書きをして丁寧に仕上げます」と前向きな姿勢を示すことが大切です。

言い訳を避け、事実を淡々と述べつつ、改善意欲を明確にすることで、かえって誠実さや反省の姿勢をアピールすることができます。

聞かれた場合のポイント具体的な受け答え例
誤りの理由「志望動機記入時に一部誤字に気付き、二重線と訂正印で修正しました」
今後の対策「今後は下書きをして、より丁寧に作成いたします」
誠実な姿勢「ご迷惑をお掛けし申し訳ありませんでした。以後注意いたします」

新しく書き直すべきケース

履歴書の修正が必要になった場合でも、すべてを訂正印や二重線で修正して良いわけではありません。
特に以下の場合は、必ず履歴書全体を新しく書き直しましょう。

  • 氏名や生年月日など、本人特定に関わる情報に誤りがあった場合
  • 学歴や職歴欄で複数箇所のミスを見つけた場合
  • 志望動機や自己PRの内容に事実と異なる記載があった場合
  • 誤字や脱字が複数箇所で発見された場合
  • 修正痕が目立ち、印象が著しく悪くなると判断される場合

また、修正テープや修正液を使った場合は即座に書き直すのが社会人としてのマナーです。
仮に一部だけの修正で済むとしても、指定がなくても丁寧な対応が基準となります。
「面倒だから」と安易に妥協せず、書類選考の印象アップのためにも必ず清書し直しましょう。

採用担当者が最初に目を通す書類だからこそ、細部まで配慮した履歴書作成・修正が大切です。
悩んだ場合は新しい履歴書を用意することを優先してください。

履歴書の修正を防ぐためのポイント

履歴書を作成する際のミスや修正を未然に防ぐためには、事前の準備や見直しが不可欠です。
ここでは、履歴書の修正が必要になる事態を避けるための効果的な対策方法を詳しく解説します。

記入前の下書きの重要性

履歴書を一発で書き上げようとすると、緊張や焦りで誤字脱字や記入ミスが発生しやすくなります。
そのため、必ず鉛筆で下書きをし、内容や配置を確認してから清書することがポイントです。
下書きを行うことで、記載漏れやスペース配分の失敗を防げます。

また、志望動機や自己PR文などは事前にパソコンやノートで文章をまとめておき、何度も読み直して推敲することで内容のブラッシュアップにもつながります。

見直しチェックリスト

履歴書を書き終えたら、必ず最終確認を行いましょう。
特にチェックが必要なポイントを以下のように整理しました。

チェック項目具体的な確認ポイント
氏名・生年月日漢字や数字の記載ミス、字体の統一がされているか。
日付提出日付が正しいか。和暦・西暦が統一されているか。
学歴・職歴入学・卒業・入社・退職年月の誤りや抜け漏れがないか。
志望動機・自己PR誤字脱字、文法ミス、企業名の間違いがないか。
住所・電話番号番地や部屋番号、連絡先に誤りがないか。
証明写真写真の貼付位置・サイズ、剥がれや汚損がないか。
押印必要な場所に鮮明に捺印されているか。
全体のバランス文字の大きさ、行間、余白が均一で読みやすいか。

チェックリストを活用することで、うっかりミスによる修正作業を防ぎやすくなります。

事前準備と効率的な書き方のコツ

無駄な修正をしないためには、以下の準備を徹底することが有効です。

準備項目ポイント
必要書類の確認求人票、企業情報、職歴メモなどを手元に準備しておく。
筆記用具の選択黒インクのボールペンを用意し、予備も準備しておく。
静かな作業環境集中できる場所で時間を確保して記入する。
清書前の練習罫線入りの練習用紙で一度通しで書いてみる。

整理された準備によって、心理的な余裕を持って丁寧に作成することができ、修正のリスクを大幅に減らせます。

第三者によるチェックの活用

自分だけでは気づきにくいミスを防ぐために、家族や友人、キャリアセンターの担当者など第三者にチェックしてもらうのも有効です。
特に志望動機や自己PR文は、プロの視点でアドバイスをもらうことで、より完成度の高い内容になり、修正箇所を未然に洗い出すことができます。

定型フォーマットを利用する

定番の市販フォーマットや、厚生労働省の推奨様式、マイナビやリクナビなど大手転職サイトのテンプレートを活用することで、記入漏れや記載ミスが起きづらくなります。
手書きだけでなく、WordやExcelのフォーマットも活用することで、見やすく整理された履歴書が作成できます。

まとめ

履歴書の修正は誤字脱字や記入ミスに気付いた際、基本ルールを守って正しく対処すればマイナス評価になりにくいです。
しかし、修正が多い場合や見た目が損なわれる場合は、新しい履歴書を書き直すことが大切です。
事前の下書きやチェックリスト活用でミスを防ぎ、マナーを守った対応を心掛けましょう。

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